山形放送

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山形県から2019年度に3本の橋の耐震補強設計を委託された東京の業者が、耐震性能が不足した設計を行ったとして、県が業者に対し損害賠償を請求したことが分かりました。

県が損害賠償を請求したのは、東京都に本社がある「セントラルコンサルタント」です。
県によりますと、セントラル社は2019年度、上山市の狸森橋、鶴岡市の大口橋、大石田町の望月橋について、県から耐震補強設計の委託を受けましたが、耐震性能が不足した設計書を納品しました。
橋の上部の重さを誤って半分にして計算したため、性能を満たしていない橋が完成したということです。県によりますと、3本の橋はいずれも通常は安全に通行でき、大地震が発生しても橋自体は崩落しないといいますが、橋の上部と下部をつなぐ部分が大地震で損壊する可能性があるということです。
今後追加の工事が必要となり、費用は1億円ほどかかるとみられています。2024年度に県内でセントラル社が設計を担当した橋で、工事前に耐震性能が不足していることが分かり、過去に担当した橋を調べたところ、今回の3件が発覚したということです。
県は7月10日と21日にセントラル社に対し、損害賠償を請求しました。請求額は算定中としています。県によりますと、セントラル社は請求に応じる姿勢を見せているということです。
また、県はセントラル社を7月24日から1か月間の指名停止としました。セントラルコンサルタントはYBCの取材に対し「正式な見解が固まっていないため、コメントできない」としています。