ロシアのプーチン大統領が平壌到着(2024年6月19日付朝鮮中央通信)

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韓国紙・中央日報日本語版)は27日、ウクライナのゼレンスキー大統領が明らかにした北朝鮮の対ロシア追加派兵計画と関連し、次のように伝えた。

「金委員長が従来の約1万4000人を大きく上回る兵力を追加派兵する決断を容易に下すことは難しいとの見方もある。現在まで、プーチン大統領による『派兵の見返り』が十分に履行されていないためだ」

同紙はまた、韓国国家情報院が昨年9月、朝ロ首脳会談と関連し、「北朝鮮は十分な見返りを受け取っておらず、不満を抱いている」と国会に報告したことに触れ、「既存の精鋭戦闘部隊ではなく、民間の建設労働者など復興要員を派遣する形であれば実現する可能性があるとの見方もある」としている。

北朝鮮がロシアから、派兵に対する十分な見返りを得られていないとされる点について、北朝鮮の内部情報を伝えるデイリーNKやラジオ・フリー・アジアなども指摘してきた。特にサンドタイムズは、「プーチン大統領に後頭部を殴られたようだ」とする内部の憤りを伝え、体制内部に動揺が広がっていると報じた。

その後、ロシアから北朝鮮への対価の提供がどのように行われたか、あるいは行われていないかについては詳らかではない。しかし、北朝鮮の新型駆逐艦にロシア製と酷似した対空兵器が搭載されていたり、高官の往来が頻繁であったりする事実を見ると、両国関係が順調であることはうかがえる。

しかしそれも、最初に派兵したロシア・クルスク州の戦線で、結果的にウクライナ軍が撤退したという事実が土台になっている。露朝連合軍の惨敗に終わっていたら、現在のような「蜜月」を演出できただろうか。

(参考記事:「お前がどこにいるか知っている」「明日にも攻撃する」ウクライナの警告は金正恩に届くか

その点、今回は状況が異なる。ロシアは現在、ウクライナ軍の長距離ドローンなどの攻撃に苦しんでいる。今回の派兵先とされるロシア西部ボロネジ州も攻撃を受けており、当然、北朝鮮の部隊も標的になりうる。

仮に、ウクライナ軍が北朝鮮軍を徹底的に叩き、それにもかかわらずロシアからの対価の提供が滞ったとき、金正恩総書記は冷静でいられるだろうか。次に「後頭部を殴られる」ようなことになれば、彼にとって、政治的な致命傷にならないとも限らないだろう。