スポニチ

写真拡大

 作家の東野圭吾(ひがしの・けいご)さんが大腸がんのため、7月23日に死去したことが分かった。68歳。大阪府出身。27日、講談社が発表した。東野さんは、「ガリレオ」シリーズ最新長編「永遠の記憶」を8月5日に文藝春秋から発売予定だった。事実上の遺作となる。

 文藝春秋は6月に、「ガリレオ、最後の謎」と銘打ち、シリーズ最新作「永遠の記憶」の刊行を発表していた。同シリーズは、累計1600万部を誇る人気シリーズで、同作が11作目となる。同月に書影を公開。文庫版「透明な螺旋」の装画も手掛けた吉實恵さんが描いたもので、同社は「表紙の裏側には、ストーリーに重要な役割を果たす『あるもの』が描かれています」と説明していた。

 同社は「シリーズ第9弾『沈黙のパレード』では、容疑者たちの“沈黙”に湯川が迫り、第10弾『透明な螺旋』では、ガリレオの“ルーツ”が描かれました。最新長編では、“ガリレオ、最後の謎“が提示されます」と呼びかけていた。

 「永遠の記憶」は、東野さん106冊目の著書となる。東野さんは昨年、作家生活40周年を迎え、著作104冊を対象に読者による人気投票を実施しガリレオシリーズ3作目の「容疑者Xの献身」が25周年に続き2度目の1位を獲得していた。そして今年は「ガリレオ」こと湯川学が登場して30年のメモリアルイヤーとあり、同社は「30周年の節目にふさわしいシリーズ最高峰の謎をお届けします」と呼びかけていた。