準々決勝以降はベンチスタートとなったペドリ。(C)Getty Images

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 EURO2008、2010年ワールドカップ、EURO2012とメジャー大会3連覇を成し遂げた時代のスペイン代表には、アンドレス・イニエスタ、シャビ、セルヒオ・ブスケッツ、ダビド・シルバ、セスク・ファブレガス、サンティ・カソルラなど、優れたMFがずらりと揃っていた。

 その黄金時代以来、16年ぶりにW杯を制した今回のスペイン代表も、ロドリ、ペドリ、ダニ・オルモ、ファビアン・ルイス、ミケル・メリーノ、マルティン・スビメンディ、ガビと、豊富な中盤のタレントを擁していた。

 大会当初は、ロドリ、ペドリ、ダニ・オルモの3枚が基本のスタメンだったが、準々決勝以降はペドリに代わってファビアンがロドリの相棒を務めた。世界屈指のMFであるペドリ級の選手が途中から出てくるなど「ありえないレベル」だ。

 また、先発はウルグアイ戦のみで、残りの7試合は途中投入だったメリーノは、ポルトガル戦とベルギー戦で決勝ゴール。驚異的な勝負強さを見せつけている。
 
 なぜスペインは、これほどまでに質の高いMFを絶えず輩出できるのか。ペドリは大会前、『サッカーダイジェストweb』が提携しているスペイン紙『エル・パイス』のインタビューでこう語っていた。

「ボールを保持するスペインのフットボールのスタイルに理由がある。僕たちの世代は全員が、シャビ、イニエスタ、ブスケッツのプレーを見て育った。誰もが彼らのようになりたいと願い、そのプレースタイルを真似しようと試みてきた。だからこそ、これほど才能豊かなミッドフィルダーが次々と出現するのだと思う」

 23歳は「しかし、僕たちが彼らのようにワールドカップのタイトルを掲げるまでは、彼らと比較することは時期尚早だ。時代とともにフットボールの戦術も進化している」と話していたが、本当にトロフィーを獲得してしまった。

 EURO2024に続き、ビッグトーナメントを制した“ラ・ロハ”は、再び黄金期に築き上げている。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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