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厳しい暑さが続くなか、各地で早くも新米の収穫が始まっています。気になる今年の新米の価格。いったいいくらになるのか、現場を取材しました。

■「1週間ごとにだんだん値段下がっている」

この大トロがどれだけ食べても同じ値段。行われていたのは24日限定のおすし食べ放題。おすしになくてならないコメ。去年のコメ騒動の時は価格が高騰し、苦労したといいますが…

南房総 やまと寿司 副グループ長・高橋海さん「(コメの仕入れ値)2月頃から下がり始め、今も順調に下がってきています」

コメの価格は今いくらなのか。そして、気になる「新米」の価格は。スーパー、道の駅、精米店、さらには生産者も取材しました。

まずは、東京荒川区にあるスーパー。お客さんが買った新潟県産コシヒカリ5キロは…

新潟県産コシヒカリ5キロを購入した人「3300円だった。一時は5000円を超す価格で買っていたけど」

コメ売り場には税抜きで2000円台のコメも。

コモディイイダ町屋店・斉藤伸店長「“在庫のだぶつき”があり、1週間ごとにだんだん値段が下がっている。8月新米が始まる前までは価格は下げ傾向だと思う」

来月後半から千葉県産の新米を販売する予定だといいますが…

コモディイイダ町屋店・斉藤伸店長「5キロ税抜きで2500円〜2600円ぐらいで販売予定」

今年の新米がなんと2000円台。

お客さん「うれしいね、毎日のことだからね。でもあんまり下げすぎてもね。つくる人もいるんだから」

看板に「激安」をうたう大田区のスーパーでも…

every.「茨城県産のあきたこまちが5キロあたり税抜き2000円台で販売されています」

墨田区のスーパーでも、先週は税抜きで2000円台のコメを特売品とするなど、去年産のコメはどこも“値下がり傾向”。このスーパーでも新米を2000円台で販売できると予想しています。

■道の駅ではコメはおみやげとしても大人気

夏休みでにぎわう茨城県の道の駅。人気は地元のコメをつかった「たまごかけご飯」。おみやげとしてもコメは大人気だといいます。すでに地元の農家と新米の価格について話をしているということですが…

道の駅 常総・安田陸人副駅長「3500円から4000円くらいで出てくるんじゃないか。いまと比べてもあまり(差が)ない」

別の茨城県の道の駅では、去年産のコメは3600円ですが、新米は2800円になると予想。ほかの道の駅でも新米の方が安くなるとの予想が。精米店でも、去年産のコメよりも新米の方が安くなると予想していて、中には2000円台と予想する店もありました。

■“収獲すればするほど赤字になる”

一足早い今年の新米「早場米」の収獲が始まっている千葉県いすみ市の農家。取材中にはさっそく新米の注文が。しかし、こんな不安も…

新田野ファーム・藤平正一さん「去年は3万3000円ぐらい。1万3000円ぐらい概算金が下がっている」

新米の価格のひとつの目安になるのが、JAなどが農家に支払う“前払い金”「概算金」ですが、宮崎県で去年と比べて4割以上、高知県でも4割ほど下がります。

日本テレビと食べチョクが全国のコメ農家に行ったアンケートでも85.7%が概算金が大きく下がったと答えていて、今年は全国的に新米が安くなるとみられているのです。

では、どこまで下がるのか。コメの流通に詳しい専門家は…

宇都宮大学農学部・松平尚也助教「(新米は)3000円から3200円くらいになるとみています」

一方、去年より生産コストは増加しているため…

宇都宮大学農学部・松平尚也助教「(農家から)『収獲すればするほど赤字になる』と。最悪収獲を諦めないといけないという声も出てきているくらい」

アンケートでも、価格の下落が続くなら「来年以降は生産しない」と話す農家もいて、影響が心配されます。