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 俳優・反町隆史(52)が主演するフジテレビ系ドラマ「GTO」(月曜後10・00)の第1話が20日に放送された。28年ぶりに連続ドラマで復活した学園ドラマの金字塔。初回で「新型コロナウイルスによる家族の死」という重いテーマを扱ったことが大きな反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 反町が元暴走族リーダーで高校教師の鬼塚英吉を演じた1998年放送の「GTO」は、全12話の平均視聴率が28・5%、最終回が35・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークするなど大ヒット。24年には1話限りの「GTOリバイバル」が放送された。単発ドラマでは歴代1位(当時)となるTVerの再生回数430万回超えを記録するなど大きな反響を呼んだ。

 1998年版の「GTO」といえば、いじめや家庭問題、不登校など、その時代の教育現場が抱える課題を真正面から描いた作品として支持された。28年ぶりとなる新シリーズでも、その姿勢は変わっていない。

 今回の舞台となるのは、企業が運営する「私立誠進学園」。不登校やSNS、タブレット端末の活用など、令和の学校を取り巻く環境が随所に描かれた。赴任した鬼塚(反町)も、生徒について「タブレットばっかりみて、まともに人の顔もみないで」と吐露していた。

 そんな第1話で中心的に描かれたのは、新型コロナによって母親を亡くした生徒・片山健太(森本陸斗)のエピソードだ。

 健太は「お母さん、コロナで死んだんだよね。俺が移したせいで」と告白。「だから遺体に会うこともできなかったし、お別れの言葉も言えなかった」といい、母亡き後の生活では、父親からも責められ続けてきたと打ち明ける。「こうなったのはお前のせいだって言われた気がした」「小学5年から誰にも触ってない」と深い心の傷を打ち明け、自身も自死を選ぼうとする。止める鬼塚に対し「何で死んじゃいけないの?」と問う。

 同作では、コロナそのものではなく、「残された心の傷」や「家族関係のゆがみ」を描くことで、コロナ禍が子供たちに残した影響をテーマに据えた。

 視聴者からは「令和らしい設定」「自殺願望の生徒とコロナの傷跡 1話から重いテーマをぶつけてきたと思う」という声が上がった。

 また、「今の高校生はコロナ禍当時、小学生だったのか」と時間の経過に驚く投稿も目立った。現在の高校1年生は2020年前後のコロナ禍では小学校高学年から中学生で、学校生活や人間関係の形成に大きな影響を受けた世代でもある。

 90年代も現代も、「GTO」は単なる熱血教師ドラマにとどまらない。鬼塚英吉は、学校や家庭が抱える“その時代ならではの問題”に真正面から向き合い、生徒を救ってきた。98年版では、援助交際やいじめ、体罰、家庭崩壊など当時の社会問題を反映。令和版では、SNS依存、不登校、企業による学校運営、そしてコロナ後といった現代的なテーマへとアップデートされている。

 28年ぶりに復活した「GTO」は、鬼塚英吉の破天荒な熱血ぶりだけでなく、令和の教育現場が抱える課題を映し出す作品になりそうだ。