森保ジャパンのブラジル戦前日練習は炎天下の午後に行なわれた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 FIFAランキング――。形式上の順位に過ぎず、そこまで重要ではないと考えている人が多いかもしれないが、実は色々な面で影響してくる。

 まずはワールドカップの組分け時のポット分け。48か国が参加した北中米大会では、開催3か国に加え、FIFAランキング上位9か国がポット1、続く上位12か国がポット2、その次の12か国がポット3、残る6か国とプレーオフ組の6か国がポット4に振り分けられた。当時18位(現在17位)の森保ジャパンはポット2だった。

 つまりFIFAランキングが高ければ、屈指の強豪との対戦をより避けられるというシステムだ。また、ベースキャンプ地の選定、グループステージの順位の決定でも全てが並んだ場合は、FIFAランキングが上の方が優遇される。
 
 さらには、練習時間の選択権も。日本サッカー協会の技術委員長を務める山本昌邦氏は、1−2で逆転負けしたラウンド32のブラジル戦を振り返るなかで、FIFAランキングの重要性を熱弁した。

「我々は中3日、ブラジルは中4日でしたが、キックオフが(昼の)12時なので、実質中2日半しかありませんでした。『じゃあミーティングどうするんだ』『練習どうするんだ』って時に、ブラジルが午前中の練習を取る。『いや、うちも午前中やりたい』、もちろんですよね、24時間前に練習は終わっていたいから。そうすれば昼食も取れるし、夕食も取れる。

 ただFIFAが『ブラジルがそこでやるから、日本は午後だ』と。40度のなかで練習しなきゃいけない状況になるんですね。悔しいけど、やっぱりランキングが上の方が主張した時に強いんですよ。そういうことも踏まえて、我々も確実に第1ポットに入れるように今後もやっていく必要があると感じています」

 モロッコポルトガル、スペインで開催される次のW杯までは4年あるが、積み重ねがモノを言う。より良い条件、環境を手に入れるためにも、日本はFIFAランキングを一桁にしたいところだ。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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