朝ドラヒロインを務めたこともある女優の宮地真緒が、再び注目を集めている。42歳となった宮地は、春ドラマでは黒木華が主演を務めた『銀河の一票』(関西テレビ)の第7話にゲスト俳優として出演した。

【元朝ドラ女優】上着を剝ぎ取られ、後ろから激しく突かれ…宮地真緒が演じた濡れ場などをじっくり見る

 同作は、告発文をきっかけに職も名誉も失った与党幹事長の娘で秘書の主人公・星野茉莉が、偶然出会ったスナックママ・月岡あかりを東京都知事にすべく奮闘する、新たな選挙エンターテインメント作品だ。政治の素人ながら、都知事選に挑むあかりを野呂佳代が熱演し、視聴者から高評価を得た。

『銀河の一票』で宮地は、あかりが養護教諭を務めていた頃に関わる生徒の保護者・鈴原沙耶を担当。沙耶は、保健室登校を続ける我が子の将来を悲観する母親で、教師に対しきつい言葉を投げかけた役だ。子どもを大切に思いながら、感情的になってしまう沙耶を宮地は迫力ある演技で表現。久しぶりに宮地の演技を見た視聴者も多く、SNSなどで反響があった。


1984年生まれ、42歳の宮地真緒 ©時事通信社

 また、5月13日よりショートドラマアプリで配信がスタートした『破滅のシャンパン〜40歳主婦、ホス狂はじめました〜』では、主人公・藤崎まりこを担当した。

 家庭で夫や息子から透明人間のように扱われる専業主婦のまりこが、1人のホストに出会い夜の世界へ転落していく様子を描いた作品となる。ホス狂になったまりこは、息子の学費にまで手をつけ、体を売り破滅の道を歩む。堕ちていくまりこを、宮地は圧倒的な熱量で演じきっている。

 かつて朝ドラで初々しい演技を見せていた宮地が、立て続けにクセのある母親役を務めたことで、驚いた視聴者も多いことだろう。

「ホリプロスカウトキャラバン」から芸能界入り

 意外な形で再注目されている宮地だが、ここまでの女優人生は決して順調ではなかった。

 兵庫県出身で1984年2月2日生まれの宮地のデビューは2000年。「ホリプロスカウトキャラバン」に応募したことをきっかけに芸能界入りした。2001年にフジテレビの「ビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤー」に選出され、「旭化成第27代水着キャンペーンモデル」を務めるなど、グラビアアイドルとしてブレイクを果たした。

朝ドラで華々しくデビューも、伸び悩み……

 さらに、2002年にはNHK 連続テレビ小説『まんてん』のヒロイン役に抜てきされ女優デビューする。1916人の応募者がいたオーディションを勝ち抜いた宮地は、鹿児島県屋久島生まれのヒロイン・日高満天を演じた。

 デビューが朝ドラヒロインという幸先の良いスタートで、女優としてもいきなりブレイクした宮地。日曜劇場『笑顔の法則』(TBS系)や『WATER BOYS』(フジテレビ系)、『南くんの恋人』(テレビ朝日系)など、各局で話題作に次々と出演する。2003年には歌手デビューもするなど、着実に仕事の幅を広げていった。

 しかし、デビューからの勢いはすぐになくなり、ドラマや映画への出演が多くありながら非主演やゲスト出演ばかりに。朝ドラヒロインを務めた女優としては物足りない仕事が続き、「国民的女優」という名声も失っていくことになる。当時の自身について宮地は複数のインタビューで、朝ドラヒロインを担当したことで清楚なイメージがつき、世間とのギャップを感じていたと話している。

セミヌードや大胆濡れ場にも挑戦

 そんな中、2004年には清涼飲料水「キレアウォーター」のCMで、大胆にもセミヌードに挑戦する。当時は、なぜ宮地がCMでヌードに挑戦したのかファンから理解されず、さらに迷走することになってしまった感がある。

 清純派のイメージから脱却できず、長く低迷していた宮地だったが、次の一手として選んだのが大胆な濡れ場がある主演映画『失恋殺人』への出演だった。

『失恋殺人』は、宮地のデビュー10周年となる2010年に公開された映画で、はじめてバストトップを披露した作品となった。朝ドラ女優の衝撃的な濡れ場が見られる作品として、公開当時は大きな話題を集めている。

 同作は、江戸川乱歩の小説『妻に失恋した男』をベースとした作品で、原作に登場しない明智小五郎の妻・文代が探偵役として活躍する映画だ。親の遺産で何不自由なく暮らす南田収一を柳憂怜が務め、収一の美人妻・みや子を宮地が担当。愛する妻への嫉妬に狂う男の周囲で巻き起こる奇怪な事件を中心に描き、宮地は作中で複数の激しい濡れ場を披露している。

バックで激しく突かれ、官能的な声を響かせ……

『失恋殺人』で、宮地は大浦龍宇一が演じる歯科医の不倫相手と激しい情事に挑むのだが、1つ目の濡れ場ではバックから荒々しく突かれ、官能的なあえぎ声を大音量で披露。次の濡れ場では、周囲に夫や受付嬢がいる中で、息を潜めるように診察台の上で濃厚なプレイが行われる。上着を剥ぎ取られ美しいバストを見せると、艶めかしくねっとりと攻め上げられてしまう。

 その後も宮地は、2014年公開の主演映画『妻が恋した夏』や、2018年公開の『夜明けまで離さない』で激しいベッドシーンを見せた。特に後者は、違法なスナックを舞台とした映画で、かなり設定もドギツい作品となっている。宮地は衰え知らずの肉体をフルに活かしホステス役を演じ、ハードな濡れ場に挑んだ。後半に登場する濡れ場では、バストを見せつける騎乗位や、激しいあえぎ声を聞かせる正常位など、『失恋殺人』より過激なシーンを披露している。

 これらの作品への出演をキッカケに、宮地は清純派のイメージを覆すどころか、ハードな濡れ場に対応できる女優として知名度を上げていった。とはいえ、女優として再ブレイクできたかといえば、話はそう簡単に進まなかったのも事実。そんな境遇を変えるためか、過激な作品への出演だけでなく、バラエティ番組でも存在感を示していくことになる。

バラエティ番組で数々の“爪痕”を残した

 もともと2013年に出演した『アウト×デラックス』(フジテレビ系)で、自分のことを「絶世の美女ではない」「ネット界隈ではブス」など爆弾発言をしていた宮地。2017年には『24時間テレビ』(日本テレビ系)内で放送した「有吉反省会 反省バトルロワイヤル!8年ぶりの熱湯風呂もあるよスペシャル」に生出演し、14年間交際中の彼氏から公開プロポーズを受け涙で快諾している。

 バラエティ番組で結婚発表する女優はいるが、『24時間テレビ』かつ深夜帯の企画内で発表して共演者たちも困惑する事態へと発展した。

 また、2018年放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、「性欲が強く夜の営みが物足りない」と赤裸々に夫婦関係を暴露。同年には、バラエティ番組『イチから住〜前略、移住しました〜』(テレビ朝日系)の企画に合わせ、新婚ながら長野・白馬村に単身移住する体を張った企画に挑戦している。

事務所移籍も好影響?

 女優として再び輝くため、さまざまなチャレンジを行ってきた宮地だが、それでも再ブレイクへの道は遠かった。テレビ関係者は、こう話す。

「宮地さんは激しい濡れ場のある作品で話題を集めました。とはいえ、同年代には人気女優が多く、宮地さんは演技派として業界内で認知されながら、なかなかチャンスが巡ってこなかった。元朝ドラヒロインという肩書きが、プレッシャーになっているように見えます」

 何度か事務所を変更しながら、2023年9月から松竹エンタテインメントに在籍している。この移籍がいい方向に向かう可能性が高いと、別のテレビ関係者が明かす。

「ドラマや映画の出演が着実に増え、移籍後は非常に好調です。それに、事務所のサポートもあってバラエティ番組などに出演するチャンスもあり、トークで人気が出るかもしれない。宮地さんは明るい性格でトークも上手ですし、過去の経験もあり体を張ったロケもできるので重宝されます。

 それに、濡れ場を多く経験していることで、深夜ドラマからのオファーが増えそう。昨今の深夜ドラマは、不倫や濡れ場を売りにした過激路線になっていて、宮地さんの経験が活かせるはずです。今年は、いままでになく再ブレイクしそうな気配を匂わせています」

 “まんてん”のキャリアを歩んでほしい。

(ゆるま 小林)