トランプ米大統領=AP

写真拡大

 【ワシントン=阿部真司、テヘラン=吉形祐司】米国のトランプ大統領は21日、ホワイトハウスで記者団に対し、イラン中部の「ピックアックス山」周辺を「近いうちに激しく攻撃する」と語った。

 イランは、この山の地下深くに核施設を建設中とされる。具体的な時期には言及しなかった。

 イラン軍中央司令部は22日未明、「米軍がイランの核施設を攻撃すれば、地域での戦争拡大とみなす」との声明を発表した。トランプ氏の発言をけん制したとみられる。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは21日、イスラエルの情報機関の分析として、イランが昨秋、ウラン濃縮に使う遠心分離器数千台をこの山のトンネルに移したと報じた。同紙は、イランが核開発を再開する可能性を示す動きだとしている。

 トランプ氏はこのほか、イランとの戦闘終結に向けた最終合意を巡る協議について「彼らは望んでいるが、有意義な会談の準備が整うまで、我々は会談する気は全くない」と述べた。イエメンの反政府勢力フーシが、サウジアラビアの船舶を対象に表明した「海上封鎖」についても、実際に封鎖された場合は「対処しなければならない」と語った。

 米中央軍は21日、11日連続でイランを攻撃したと発表した。