Google発の自動運転テクノロジー開発企業であるWaymoのロボタクシーが、独立記念日の渋滞でバッテリー切れを起こして立ち往生するトラブルが発生しました。また、花火が激しく燃える交差点にロボタクシーが突っ込んだ様子が乗客によって撮影され、乗客は「とても恐ろしい状況だった」と語っています。

Waymo fleet clogs Presidio after July 4 fireworks, leaving some vehicles stranded and towed - ABC7 San Francisco

https://abc7news.com/post/waymo-fleet-clogs-presidio-july-4-fireworks-leaving-vehicles-stranded-towed/19455862/

Waymo car runs over firework in San Francisco | Mashable

https://mashable.com/tech/waymo-runs-over-firework-san-francisco

ABC7 Newsに提供された映像が以下。





運転者がいないロボタクシーの進行方向で、花火が激しく発火しています。この日は独立記念日で花火などの式典もあった日であり、サンフランシスコでは独立記念日に違法な打ち上げ花火を道路で行う人が毎年のように発生するため、この花火もそのような違法に点火されたものと考えられます。



周囲の車両は進行を停止している様子ですが、ロボタクシーは構わず交差点に侵入し、ムービーではボンネット付近で花火がはぜているようにも見えます。



花火自体はそこまで大規模なものではありませんが、発火する花火に重なる形でロボタクシーがが突っ込んでいるため、乗客が座る後部座席の窓からも煙に包まれているのが分かります。



乗客のローズ・ピーターソン氏はABC7 Newsに対し、「私たちに本当に悪いことが起こっていたかもしれないし、周りの人たちにも悪いことが起こっていたかもしれないという思いが強くなりました。とても恐ろしい状況でした。今でもそのことを考えると、正直、こうして生きていることに本当に感謝しています」と体験を語っています。

ABC7 Newsによると、2026年7月4日の独立記念日の式典でゴールデンゲートブリッジから花火が打ち上げられた後、多数のロボタクシーが渋滞に巻き込まれ、長時間停止した状態が続いたことでバッテリー切れを起こし動けなくなるトラブルが発生していたそうです。Xでは、通行の邪魔となるロボタクシーに人々が怒り、車両に落書きされている様子も投稿されています。





この地域では、交通渋滞中に携帯電話の電波が途絶えたという報告が多数寄せられていました。カーネギーメロン大学の名誉教授で、20年以上にわたり自動運転車の研究を行ってきたフィル・クープマン氏は「通信トラブルは自動運転車の運用に課題をもたらす可能性があります。通信手段がなければ、助けを求めることもできず、立ち往生してしまいます。また、ロボタクシーの遠隔支援員の人数が数十人しかいないのも問題であり、100台の車が同時に立ち往生した場合、全員を同時に救出するだけの人数が足りず、交通網に打撃を与えてしまします」と指摘しました。

Waymoによると、ピーターソン氏が載っていた車両は炎上しませんでしたが、同じ日に別の無人車両が路上の花火を踏んで炎上する事故も発生したそうです。いずれの事件でも負傷者は報告されていません。Waymoは今回の件について「極端な交通渋滞によって通常の運行が妨げられた」と説明しており、「当社はこのような事態を深刻に受け止め、これらの出来事を評価し、そこから学ぶことに尽力します」と述べています。