夏の風物詩「氷室開き」 金沢・湯涌温泉で“献上雪”切り出し ことしは踏み固めず残り2割ほどに
冬の雪を貯蔵して夏に取り出す氷室開きが、30日に金沢市の湯涌温泉で行われ、保存されていた涼しげな雪が切り出されました。
かつて加賀藩が冬に貯蔵した雪を夏に取り出し、将軍家に献上していたことに由来する「氷室開き」。
「氷室、開場です」
30日は、地元の子どもたちや観光客が見守る中、氷室と呼ばれる貯蔵庫から2月に仕込んだ雪が1つずつ切り出されていきました。
積もった雪を少しずつ踏み固めて詰める氷室。例年は詰めた雪の3分の1程度が残るということですが、ことしは大雪の際にまとめて詰めたことから、残っていた雪は5分の1ほどに留まったということです。
それでも、久しぶりに雪を触った子どもたちは、大はしゃぎ。
「冬やん、手」
■児童は:
「すごく今、暑いから触って気持ち良かった」
■湯涌温泉観光協会・宇野 一也 会長:
「加賀藩の時から続いてきたものをわれわれが受け継いで、これから50年、100年と続けていくことが、私たちの務めだと思っております」
この日、切り出された雪は、金沢駅や金沢市役所で展示されるということです。
