日本代表は明日、北中米ワールドカップの決勝トーナメント初戦(ラウンド32)でブラジル代表と対戦する。MF伊東純也(ゲンク)は「本当に本気のブラジルとやれるのは楽しみ。コンディションはいいので、自分の良さを出せればいい」と力を込めた。

 昨年10月の親善試合でブラジルに初勝利を果たし、チームとしても臆することはない。今回はDF陣を中心にメンバーも入れ替わったが、伊東はブラジルを分析する。

「前から来るときもあれば来ないときもある。自分たちがボールを持てる時間も多少あると思うので、そういうところでうまくボールを回しながら。握られる時間も多くなると思うので、そこからのすばやいカウンターは大事」(伊東)

 攻守のバランスがポイントになる。ブラジルの得点源であるFWビニシウス・ジュニオール(R・マドリー)が相手の左サイドで前線に残る傾向があり、マークは右サイドでプレーする伊東の担当に。「そこのリスク管理はうまく右のセンターバック、ウイングバックと声をかけながらやるのが大事」。まずは1対1の形にしないことも大事だが、「1対1になったら止めるだけ」と自信ものぞかせた。

 前回大会で敗退した、W杯の“4試合目”に再びたどり着いた。「前回もグループリーグよりボールを持ったり攻めている回数は多かった」。前回の決勝トーナメント初戦・クロアチア戦は手応えこそあったが、1-1のPK戦の末に敗退。「どんな状況であれ、いい試合じゃなくて勝つことが大事。効率よくやれれば」と決意を新たにした。

 W杯の舞台でサッカー王国と対戦することを「楽しみ」と語りつつ、「でも、本当に負けたら終わりというところなので。少し緊張はしてます」と本音も垣間見せた。

 どんな試合でも飄々とプレーする伊東でも、「(緊張は)多少はやっぱり」と語る。「でもW杯は多少ある。前回もあったと思う」。ただ、本人は試合前までの感情であることを強調。「楽しみのほうが大きいので。試合に入ってしまえば関係ない。それまで緊張を楽しめればと思う」。W杯でのブラジル戦というビッグマッチを楽しみながら、最高の瞬間を迎えるつもりだ。

(取材・文 石川祐介)