治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が自身のYouTubeチャンネルで「【鹿児島・5歳男児、行方不明】「川へ飛び込み、下流まで探した」父の証言について:元刑事が考察」を公開した。鹿児島県で発生した5歳男児・れおくんの行方不明事件について、ネット上で飛び交う父親の行動への憶測や、現在の報道状況に関する見解を語っている。

動画内で小比類巻氏は、ホワイトボードに描かれた「天降川」や「家族湯」といった現場周辺の図を示しながら、事件の状況を整理。男児の父親が窓から外に出て、増水した川に自ら飛び込み下流まで捜索したという行動について、「なぜ川だと判断したのか」と疑問を投げかけた。「室外機の上に足跡があった」「草が倒れていた」といった川に向かったことを裏付ける具体的な痕跡の有無が報じられていない点を指摘し、情報が不足している現状に言及した。

また、過去に発生した事件での過熱報道に対する反省からか、今回はメディアの報道が自粛傾向にあると推測。しかし、「知っておくべき事実は伝えるべきだ」と語り、極端に少ない情報公開が逆に世間の無用な憶測を呼ぶ原因になっていると警鐘を鳴らした。その上で、第三者による連れ去り説についても触れ、警察はすでに防犯カメラの解析や周辺の聞き込みなど、あらゆる可能性を視野に入れた多角的な捜査を展開しているはずだと見解を述べている。

最後は、現在の限られた公表情報だけで安易に結論づけるべきではないとした上で、「どうか1日でも早く見つかりますように」と視聴者に向けて呼びかけ、男児の無事と事件の早期解決を強く祈りながら動画を締めくくった。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993〜2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。