Lily Spacey(リリースペイシー)さん(本人のインスタグラムから)

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 台湾では今、若い世代を中心にある日本語が大バズりしています。それは「やばすぎ」。

【動画】日本人ギャル、台湾の街なかで「やばすぎ」の使い方を解説

 台湾で広めたのは、平成ギャル感を全面に出したアーティストのLily Spacey(リリースペイシー)さん。彼女が発信するインスタグラムのリールには、レインボーカラーでデザインされた「YBSG(やばすぎ)!」の文字が連発。台湾の前総統、蔡英文さんが6月4日、自身のThreadsに「YBSG」とポストしたことから、ついには台湾中に広まる事態に。拡散ぶりは台湾メディアでも取り上げられるほどです。 

18歳までは青森で生活 英語が上手な理由は…

 台湾で注目を集める日本人、リリースペイシーさんってどんな人? 本人にインタビューしました。

──なぜ台湾へ?

 3年前に初めてイベントに参加しに台湾へ来ました。台中のイベントで作ったものを販売していた時に台湾人の友達ができ、音楽活動をしていることを伝えたら、帰国後に台湾でライブをしないかと誘われたのがきっかけ。ライブのお客さんのバイブスがまじ最高で、その半年後にワーホリビザで住み始めました。ずっと海外に出たかったので、とりあえず台湾から、と思って。

──英語がとても上手ですよね。留学経験などは?

 全くありません!海外生活は台湾が初めてです。学生の時、ずっとジャスティン・ビーバーと結婚したくて(笑)。結婚できたら家の中は英語で会話しないといけないじゃないですか?だからまじで必死に勉強しました!青森だったので環境もないし、自分からALTの先生に話しかけに行ったりしながら習得しました。

──台湾で普段は何をしていますか?

 3カ月だけ語学学校に通って中国語を勉強しました。その後は創作活動と音楽活動をしています。本当はもう一度、語学学校に通ってしっかり勉強したいけど、日常生活で台湾人の友達がたくさんいるので少しずつ中国語も覚えてきています。

──日本ではどんな活動を?

 18歳まで青森で育ち、大学で神奈川へ。そこで創作活動している友達にたくさん出会って、歌を作り始めたり、ものづくりを始めたりしました。自分の気持ちを表現する手段が見つかったのでおもしろくて。青森にいた時は自分で歌を作れるなんて思いもしませんでした。関東ではインターンで中高生に創作を教えたり、アニメーションの先生をしたりもしました。大学のときにはコロナ禍でいろいろと悩みましたが、卒業後は就職せずに試行錯誤したあと、しばらくして大阪へ引っ越し、レーベルに所属して音楽活動を続けたり、レギュラーでテレビ番組に出たりしていました。

「YBSG」前総統にまで届いた気分は?

──YBSGを使い始めたきっかけは?

 英語で話す友達とメッセージしていた時に「YABASUGI」と打ってたんですけど、長すぎたので「YBSG」と略したのが最初です。そのあと内輪で使うようになって。自分が海外へ出て、やりたいことを突き詰めて楽しくなっているから、海外でもYBSGバイブスを広めたくてSNSで使い始めました。自分をさらけ出すことはみんな怖いけど、さらけ出した方が同じバイブスの人と繋がれるし、SNSを見た人の励みになればいいと思って。ただ動画を配信するだけじゃなく、コミュニティを作りたい。昔は自分が共感できる環境がなくて寂しかったけど、今こうして活動することによって誰かの助けになれればいいし、それって過去の自分にも繋がってるんですよ。最終的にはみんなのバイブスを集めて、最高潮のYBSGバイブスにして、みんなの人生を高めていきたいです。

──台湾でYBSGがバズり、前総統にまで届いてどんな気持ち?

 正直に言うと「まあそりゃ届くっしょ!」って感じ(笑)。みんなが自信を持って自分を自由に表現できるように、特に悩める女性を応援したいから、SNSに投稿する前にいつも「届くべき人に届きますように」ってお願いしながら投稿ボタンを押します。だから同じバイブスの人に届くんです。蔡さんに届いてYBSGってポストしてくれたのはもちろんうれしくて、それをファンの人たちが超喜んでくれたのがさらにうれしかったし、そんな人が国のトップだった台湾まじ最高アゲ↑ってなりました!あと1年は台湾をベースにいろんな活動をして、YBSGバイブスで盛り上げていきたいです。

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 台湾在住の筆者は、このぶっ飛んでる日本人ギャル誰!?と気になって仕方がなくなり、音楽活動もしている彼女の台北でのライブをすぐに見に行きました。ライブではパワフルなパフォーマンスを披露し、9割以上が台湾人という客層の中、彼女の曲の「まじでまじでYBSG!」という歌詞に合わせて全員で叫ぶ盛り上がり具合に圧倒されました。

 自分に正直に、みんなの自信につながるように、YBSGバイブス満載のリールを配信し、台湾で創作活動を続けるリリースペイシーさん。彼女は会う人みんなを元気にするような方でした。

(まいどなニュース特約・Coco)