辻希美(左)と矢口真里(C)日刊ゲンダイ

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 辻希美(39)が自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画が、芸能関係者をザワつかせている。それは「『クマ取り』術前〜術後のダウンタイム9日間の記録」と題した15分ほどの、美容施術初心者のために“クマ取り”のプロセスを手取り足取りサポートするような動画で、5月5日に配信された。以前から左目下のクマの濃さに悩んでいたといい、「すごくちょっとドキドキ怖いんですけども、頑張ってきたいと思います」と禁断の領域に足を踏み入れる決意を示している。

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 元モーニング娘。の辻も、今や5人の母。出産や子育てを公にすることで同年代や年下の主婦層に支持されてきたわけだが、今回の動画は公開から1カ月以上経った今も賛否が巻き起こっている。

《すっぴんでもホント、メチャクチャ可愛い》《痛みや悩みを素直に打ち明けてくれてありがとう。参考になります》と応援するファンがいる一方、《アイドルをやってきたならなおさら、絶対見られたくない界隈じゃないの? ここまで公開する必要ある?》《施術を公開? ドン引き〜…》といったアンチのコメントも目立つ。

 そして辻が“クマ取り施術”を公にする2週間ほど前、同じく元モー娘。の矢口真里(43)も、「43歳、遂に美容医療始めました」と自らのインスタグラムで明かして芸能関係者の注目を集めた。矢口は「肌質改善や顔のたるみ、首の横線などなど」に悩みを抱えていたといい、素顔で施術を受ける、どアップの写真をインスタグラムに公開した。

■王林はヤマアラシのような美容鍼だらけの顔を公開

「元モー娘。の2人がほぼ同時期に美容施術を公開したことに、どんな意味があるのかはわかりませんが、ここ数年、女性タレントが、美容施術を受けていることを隠さなくなった風潮になってきたのは間違いないでしょうね。例えば以前から美容皮膚科に定期的に通っていることをオープンにしていた王林(28)は4月、まるでヤマアラシのような、顔が美容鍼だらけの施術を、自らのインスタのストーリーズに投稿していました。昨年10月には田中みな実(39)も、愛用している美容液のようなものを片手に美容クリニック通いを公表し、女性ファンの間で話題になりました」(芸能関係者)

 美容外科は形を整え、美容医療は美容皮膚科系で肌を管理する。美容整形の微妙な線引きは専門医に任せるが、ほとんどのケースが保険適用外で、要するに、美しくなるためにはお金も惜しまず施術を受ける。それを包み隠さず明かすことが、ひとつのステータス、控えめに言ってデフォルト化しているのがここ数年の傾向だ。

 しかしこれに心配の声を漏らすのは、芸能プロダクションのベテラン関係者だ。

「私が危惧するのは、こうした風潮がエスカレートして“ステマ”騒動が再び起きやしないかということです。ステルスマーケティングとは、広告と明示しない隠れた宣伝・販売促進行為のこと。14年前、公になったペニーオークション詐欺騒動で、ほしのあき、菜々緒、熊田曜子らに疑惑の目が向けられ、謝罪に追い込まれました。美容業界も広告業界関係者の間では“非常にデリケートな分野”といわれていますから、ハッシュタグを付けて特定の医療機関を紹介するのは、慎重過ぎるくらいの配慮が必要だと思いますよ」

 辻が施術を受けているクリニックでは、長女でタレントの希空(18)や、15歳の長男も美容医療を受けていることがSNSには投稿されている。

 年齢的に美容医療は早過ぎないかと指摘も出ているが、こうした美容施術の公表が、人知れず悩む人たちの純粋な手助けになっていればいいのだが……。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)