W杯前にチーム束ねた新主将・板倉滉、報道陣にも“ワンチーム”求める「できるだけポジティブに」
2日前の主将交代というアクシデントを乗り越え、北中米ワールドカップ初戦へ向けた結束を強めた。日本代表は明日14日のグループリーグ初戦・オランダ戦を前に、13日に前日練習を行った。昨夜にはDF板倉滉(アヤックス)主導で選手ミーティングを実施。前キャプテンMF遠藤航(リバプール)の負傷離脱を受けて新主将に就任した板倉は、「最終的にチームが同じ方向を向いて1戦目を迎える。そこに持ってくるのが自分の役割」と語り、チームの意思統一に努めた。
11日に遠藤がチームを離脱した。新キャプテンに就いた板倉は「初戦に向けてひとつの不安も取り除いていきたい」と選手ミーティングを実施。初戦の開催地ダラスに移動した12日夜、夕食を終えた選手たちを集めたという。
前回のカタール大会でも一致団結のきっかけとなった。きのうの練習後、選手ミーティングの意向を明かした板倉はグループリーグ最終節・スペイン戦前日の会を挙げ、「永嗣さんの言葉、先輩たちの言葉によって、チームはもう一段階上がった印象がある」と、GK川島永嗣が涙ながらに語った場面を振り返っていた。今回のミーティングでもこれまでの経験者たちが思いを語った。サポートプレーヤーのDF吉田麻也、メンターのMF南野拓実、5度目のW杯となるDF長友佑都らを筆頭に、選手たちに経験を伝えた。
「W杯経験者たちが話す重さや思いを、初めての選手たちも聞くことができた。より一層引き締まった感じになった」。そう語る板倉自身も「責任と覚悟を持って戦うぞということを伝えた」と明かす。「ミスとか正直どうでもいい。何が大事かって、とにかくみんながまとまって戦うこと。誰かのミスはチームのミス。26人プラス麻也くんとタキ(南野)、このワンチームで戦うことにブレが生じないようにしたい」と強調した。
また、新主将としてファンやメディアにも共闘を呼びかける。「試合について盛り上がったりもすると思う。だけど自分からのお願いとして、できるだけポジティブに」。その場にいた報道陣にも「ワンチームだと思っている。そこはお願いしたい」と力を込めた。
遠藤の離脱という想定外の事態に見舞われたが、チームの雰囲気に不安はないという。「色んなことがあったけど、その分ここにいる今のチームで優勝しないといけない。そういう引き締まった思いにはなった。自然と練習のインテンシティーや激しさも増していた」と語り、「問題ない」と断言する。
初戦のオランダは、自身がアヤックスの一員としてプレーをする国でもあり、過去に対戦した選手もいる。高さを生かしたセットプレーに対してはチームで確認しており、守備時のズレなどを修正した。仮想オランダを想定したU-19日本代表との練習試合ではロングボールのこぼれ球を決められて失点。その経験も糧に「こぼれ球、セカンドボール、五分五分のボールをどれだけ自分たちのものにできるか」と改めて意識も上がった。
そのうえで強調することは「隙を見せないこと」。細かい分析を終え、相手の個の強さは把握済み。あとは「最後は気持ちというか、そこでやらせないこと、1対1で負けないこと、こぼれ球の反応とか、そういう細かい部分に勝敗が関わってくる」と、90分を通した集中力を初戦の鍵とした。
「確認しないといけないことは、みんなでずっと確認してきた」。選手ミーティングを経て、チームは固く結束。「ここからはもうひとつになって戦うだけ。うまいことはいらない。本当にもう戦いなので、気持ちで行くぞというところは伝えたい」。急きょ担うことになったキャプテンという大役を全うしながら、自身2度目のW杯に臨む。
(取材・文 石川祐介)
前回のカタール大会でも一致団結のきっかけとなった。きのうの練習後、選手ミーティングの意向を明かした板倉はグループリーグ最終節・スペイン戦前日の会を挙げ、「永嗣さんの言葉、先輩たちの言葉によって、チームはもう一段階上がった印象がある」と、GK川島永嗣が涙ながらに語った場面を振り返っていた。今回のミーティングでもこれまでの経験者たちが思いを語った。サポートプレーヤーのDF吉田麻也、メンターのMF南野拓実、5度目のW杯となるDF長友佑都らを筆頭に、選手たちに経験を伝えた。
「W杯経験者たちが話す重さや思いを、初めての選手たちも聞くことができた。より一層引き締まった感じになった」。そう語る板倉自身も「責任と覚悟を持って戦うぞということを伝えた」と明かす。「ミスとか正直どうでもいい。何が大事かって、とにかくみんながまとまって戦うこと。誰かのミスはチームのミス。26人プラス麻也くんとタキ(南野)、このワンチームで戦うことにブレが生じないようにしたい」と強調した。
また、新主将としてファンやメディアにも共闘を呼びかける。「試合について盛り上がったりもすると思う。だけど自分からのお願いとして、できるだけポジティブに」。その場にいた報道陣にも「ワンチームだと思っている。そこはお願いしたい」と力を込めた。
遠藤の離脱という想定外の事態に見舞われたが、チームの雰囲気に不安はないという。「色んなことがあったけど、その分ここにいる今のチームで優勝しないといけない。そういう引き締まった思いにはなった。自然と練習のインテンシティーや激しさも増していた」と語り、「問題ない」と断言する。
初戦のオランダは、自身がアヤックスの一員としてプレーをする国でもあり、過去に対戦した選手もいる。高さを生かしたセットプレーに対してはチームで確認しており、守備時のズレなどを修正した。仮想オランダを想定したU-19日本代表との練習試合ではロングボールのこぼれ球を決められて失点。その経験も糧に「こぼれ球、セカンドボール、五分五分のボールをどれだけ自分たちのものにできるか」と改めて意識も上がった。
そのうえで強調することは「隙を見せないこと」。細かい分析を終え、相手の個の強さは把握済み。あとは「最後は気持ちというか、そこでやらせないこと、1対1で負けないこと、こぼれ球の反応とか、そういう細かい部分に勝敗が関わってくる」と、90分を通した集中力を初戦の鍵とした。
「確認しないといけないことは、みんなでずっと確認してきた」。選手ミーティングを経て、チームは固く結束。「ここからはもうひとつになって戦うだけ。うまいことはいらない。本当にもう戦いなので、気持ちで行くぞというところは伝えたい」。急きょ担うことになったキャプテンという大役を全うしながら、自身2度目のW杯に臨む。
(取材・文 石川祐介)
