日本女子代表(なでしこジャパン)の狩野倫久新監督(49)の就任記者会見が18日、都内で行われた。「(目標は)2027年のブラジルW杯優勝。そこに向けた力になるという強い覚悟と信念を持って引き受けた。日本女子の力を結集して仕事を遂行したい」と意気込みを語った。

 今年3月にオーストラリアで行われた女子アジア杯で2大会ぶり3度目の優勝を飾ったなでしこジャパンだが、ニルス・ニールセン監督を電撃解任。4月に行ったアメリカ遠征はコーチを務めた狩野倫久氏が監督代行を務める形で実施していた。そして今月14日に狩野氏の監督就任を正式発表した。

 日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長によると、新監督選考にあたって「外国人を含めた候補の中から」選任したという。今泉守正女子委員長は選定にあたって「5つの要素」があったと説明。「国際経験、戦術の浸透力、チームマネジメント、女子サッカーへの理解、そして一番大切な日本の選手の特性を生かしながら世界で勝つための戦う明確なプランを持っているか」を重視したという。

 狩野新監督は2015年から女子サッカーの指導に関わっており、24年のU-20日本女子代表を率いた際は決勝で惜しくも敗れたが世界2位に導いている。また前任のニールセン体制でも名参謀として結果を出していたことも評価された様子で、同委員長は「不安要素を最小限に抑えながら、細部にわたって追求できると考えた。(世界一の奪還に向け)女子委員会としてもしっかりと支えたい」と話した。

(取材・文 児玉幸洋)