後悔しかない…新居玄関の“生活感”をなくしたはずが。2年住んで気づいた「まさかの誤算」3つ
家づくりの際、「来客時に生活感をうまく隠せる間取りにしたい」と考える人は多いのでは? 2年前に注文住宅を建てた日刊住まいライターも、玄関の生活感を隠すために、シューズクロークにロールスクリーンを採用したそう。しかし、実際に住んでみたら「思わぬ誤算」があったといいます。今回、ライターが感じたロールスクリーンと間取りの後悔ポイントを語ります。

わが家の玄関とシューズクロークの間取り

夫婦と小さな子ども3人の5人で暮らすわが家は、約2年前に大手ハウスメーカーで4LDKの注文住宅を建てました。子どもがまだ小さいこともあり、帰宅後すぐに手洗いができる動線や、玄関まわりをすっきり保てる収納計画を重視して間取りを考えました。
玄関には土間続きのシューズクロークを設け、家族はそこを通って廊下へ抜け、そのまま洗面所へ向かえるようになっています。
一方で、来客は玄関ホールから直接リビングへ案内できるよう、家族用と来客用の動線を分けたのが特徴です。
さらに、玄関とシューズクロークの間にはロールスクリーンを設置。来客時にはごちゃごちゃした靴や荷物を隠せるだろうと計画しました。
しかし、設計段階では便利な設備だと思っていましたが、2年経っても活用できていないのが現状です。
誤算1:あけている方が空間が広く見える

暮らし始めてすぐに感じたのが、ロールスクリーンを閉めると玄関が狭く見えることでした。ロールスクリーンを閉めた状態の玄関に入ると視線が遮られ、空間に圧迫感が出てしまいます。
家の第一印象を決める玄関を少しでも広く見せたいわが家では、ロールスクリーンをあけっぱなしにすることにしました。そのため、引き渡しを受けてから一度もロールスクリーンを閉めていません。
誤算2:そもそも隠す必要がなかった

ロールスクリーンを設置したのは、急な来客があったときに、シューズクロークの中を隠せると思ったからです。
しかし、わが家では、キャンプ用品やタイヤ、工具、外遊び用のオモチャなど、かさばるものはすべて屋外の物置に収納しています。現状、シューズクロークに置いているのは、普段使いの靴や傘など最低限のものだけ。
そのため、想像していたような“ごちゃごちゃした状態”にはならず、逆にロールスクリーンを常にあけっぱなしにしていることで、「見えているからこそきれいにしておこう」という意識も自然と生まれました。
誤算3:来客時も結局、シューズクロークが見えてしまう

これがいちばんの誤算でした。
わが家の間取りでは、玄関から洗面所へ向かう動線でシューズクロークの横を通るようになっています。そのため、ロールスクリーンを閉めていても、来客が廊下を通る際にシューズクロークの中が結局見えてしまうのです。
玄関の正面からの視線は遮れても、横からの視線までは隠せませんでした。来客時に「見えないようにしたい」と思って設置したものの、実際には完全に隠しきれず、中途半端な目隠しに。
間取りを振り返ると、本当に必要だったのはロールスクリーンではなく、「シューズクロークへの視線をどのようにカットするか」を想定した動線計画だったのだと反省しています。
見た目だけで設備をたすのではなく、来客の視線まで考えておけば、そもそも目隠し自体いらなかったかもしれません。
ロールスクリーンは便利そうに見えても、間取りや収納計画によっては必要ない場合もあります。わが家では「隠す」よりも、見えていてもきれいを保てる仕組みづくりの方が合っていました。
これから家づくりをする方は、本当に必要な設備かどうかを暮らしに合わせて考えてみるのがおすすめです。
