TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』最終回上映にキャスト8名が集結!「更に向こうへ!PLUS ULTRA!」で大団円締め
2016年4月から放送がスタートしたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』が、12月13日放送の「FINAL SEASON」第11話(通算170話)で完結した。

同日映画館では「『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』ULTRA SCREENING」が開催され、キャスト声優8名が集結。詰めかけたファンとともに、最終回を見届けた。

山下大輝さん(左)三宅健太さん(右)はお揃いのTシャツを披露

ヴィランたちとの死闘が終わり、雄英高校での卒業式。緑谷出久役の山下大輝さんが「いちばん涙腺に来てしまった」と言うのが「飯田くんが代表でスピーチ」するシーン。

「みんな色々違うとは思うんだけれど、雄英での思い出って本当に色濃く大切な思い出。それぞれの想いをこうなのかな、ああなのかなと思っていたらどんどん想いが強くなって泣きそうになりつつも、雄英らしいハッピーな派手なシーンとかは『やっぱこうでなくちゃな』『最後は笑顔で終わろうぜ』みたいな、ユーモアのある卒業式になったなって思いました」



この日いちばん最終回に感動し泣いていたのは麗日お茶子役・佐倉綾音さん。緑谷出久と死柄木弔、オールマイトとオール・フォー・ワンの最終決戦が展開されてからダークなシーンが多かったが、

「すごくひさびさにこの作画感を観たんじゃないかと。今までヴィランと戦うシーンは煙のようなエフェクトがずっとかかっていたりとか。そういうのが取り払われた、久しぶりに本当のヒロアカの色を見た気がしました」



そんな卒業式のシーンで「ニクいな」と思ったと明かすのは、緑谷出久の師匠であり平和の象徴・オールマイト役の三宅健太さん。卒業証書を渡しているときには涙を見せていたオールマイトだったが…。

「だけど、緑谷少年とかっちゃんが通った瞬間にサムアップしているところでは、もう泣いていないんですよ。『最後まで見せないんだな、オールマイトは涙を。緑谷少年に、かっちゃんに』って思うと、『らしいなあ』って思っちゃってね」

三宅健太さん(右)

そんな卒業式から8年後、キャラクターたちは社会人となって活躍する姿が描かれる。その中で研究者の道を選んだのは「創造」の個性を持つ八百万百。同役の井上麻里奈さんは「すごく彼女らしい」と話す。

「自分が創造の能力を使わず、個性を活用するために得てきた知識を生かす職についたというのがすごく彼女らしいと思いました。作品を通してヴィランとヒーローの違いを考える機会がたくさんあって、八百万だからこそ唯一無二の個性を人のために活かそうと思えたというのは本当に有難いというか、運命的なものだなと感じました」



飯田天哉はヴィランとの戦いで怪我をした兄と、プロヒーローとして活躍する道を選んだ。同役・石川界人さんは「日常のささいなところで、困っている人に手を差し伸べる」ということができるようになりたい人物像だと語る。

「デクくん轟くんによって影響を受けたものだと思うんですけど、お茶子の叫びを聞いたときに、自分は手を差し伸べるべき人間に手を差し伸べられていなかった。きちんと見られていなかったというところがあったのかなと。そのお茶子の心のトゲみたいなものに手を差し伸べているのかなと。そして再起不能かと思われた兄に手を差し伸べる。兄と一緒に手を差し伸べるのは迷子の子。誰にでも手を差し伸べる姿にようやく天哉はなれたのかな、少しでも緑谷くんに近づいていればいいなと思いましたね」



上鳴電気役・畠中祐さんも、プロヒーローとして活躍しながら仲間たちと楽しそうな姿が描かれており「変わらないからこそ、ああいう関係でいられているんだろうな」と述懐する。

「心から楽しんでいそうだな、今を。本当に友達のことを想って『ヒーローだと思えないんだよな、あいつのこと友達としか思えないんだよな』というので涙を流すくらい。友達想いの優しいやつだと思うんですよ。だからいつまでも友達とつるんで休日には楽器を演奏して楽しんでいてもらいたい」



そのように活躍している仲間たちの中、雄英高校で教員をしていた緑谷出久。しかしオールマイトや仲間たちの計らいでヒーローとしての力を取り戻すことに…。そうして駆けだした緑谷を待つのがライバル・爆豪勝己。「来い、デク」というセリフが「めちゃめちゃ好き」と明かすのは岡本信彦さんだ。

「(最初は)でくのぼうのデクだった。そこから『出久、いままでごめん』と出久に変わる。最終回のデクは「もう一回ヒーローになるよな、来い」という意味での『デク』。そこがもう痺れちゃって、『堀越先生〜!』って思いましたね(笑)。唸りました、やっぱ好きだなあヒロアカって」

「かっちゃんって呼んで〜!」が恒例の岡本信彦さん

そうして仲間と合流した緑谷出久。駆け出して行った中で、ふと目に映ったのはかつて死闘を演じたヴィラン・死柄木弔の姿だった。セリフはなかったため「今日が初見」だったという同役の内山昂輝さん。

「御覧のとおりひとことも喋ってないので、原作は読んでいたんですが久々にまっさらな気持ちで観たので『ああ、面白いアニメだなあ』と(笑)。本当やっぱりデクはヒーローだなあという感じですよね。世界を滅ぼしかねなかった倒したヴィランのことも頭の片隅には絶対あって…というのがヒーローだなあと」



TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』は一区切りとなるが、20・21日に行われる「ジャンプフェスタ2026」に出展もあり、来年は10周年を迎える。原作も2024年に完結しているが、新たな展開を期待するファンも多いかもしれない。緑谷出久役・山下大輝さんは次のようにイベントを締めくくった。

「今日『僕のヒーローアカデミア』TVアニメの最終回を皆さんと一緒に見届けることができて、非常に特別な日になったなと感じております。僕にとっても声優人生の半分以上をヒロアカと駆け抜けたところで、本当に出会えてよかったなというのが今の僕の気持ちです。『僕のヒーローアカデミア』の心の部分は『ワン・フォー・オール』として散らばって届いていったんじゃないかと思っています。その想いが世界中に散らばって手を差し伸べていく、『僕のヒーローアカデミア』から貰った想いを体現してくれたら。これからもヒロアカの心を持って、応援してください。よろしくお願いします、ありがとうございました!」

「更に向こうへ!PLUS ULTRA!」