年齢を重ねると、若い頃のようになんでも無理なく楽しめるわけではありません。とくにひとり旅となると、体力や時間の配分、移動手段など、しっかりとした計画が必要になります。今回は、生活情報誌の編集長を経験し、現在はフリーの編集者として活動するmassacoさんに50代のひとり旅を楽しむコツをご紹介します。

アラフィフ「ひとり旅」を楽しむ3つのコツ

アラフィフになってから、元気に歩いたり食べたりできるのもあと少しかもしれない、行きたいところに行くならもう今しかないかもしれない。

そう思うと、人と都合を合わせる必要がなく、思い立ったら即出かけられるひとり旅をするようになりました。

もちろん、最初はおっかなびっくりでしたが、一度挑戦すれば、あとはしめたもの。どんどんコツをつかんでひとりで出かけるようになり、コロナ前には月に1回の海外旅行、その後は国内国外問わず、やはり月1~2回出かけるのが習慣に。むしろ、行かない方がむずむずしてしまいます。

そんな経験の中で、ひとり旅を楽しむための策も分かってきました。

1:ひとり旅の最重要ポイントは安心できる旅先選び

若いときは勇気も体力もたくさんあり、万が一怖い目にあっても、跳ね返せる力がありました。でも、今となってはそんな瞬発力も精神力もないのが現実。とくに海外にひとりで行く際には、まずは治安が第一です。現地情報なども参考に、少しでも不安があるときは、行くこと自体を諦めることもあります。

台湾やシンガポールなどは、現地の女性もひとりで歩いている姿をよく見かけるので、ひとり旅でも比較的安心して楽しめる海外旅行先もあります。

ただし、観光地であっても最低限の警戒心をもつことは大切です。有名な観光地でも旅行計画を立てる際は、必要に応じてガイドやツアーを利用したり、グループ旅行を選択するとより安心して楽しめるかもしれません。

●ひとり旅デビューはテーマパークという選択肢もあり!

そんな意味では、国内には安心してひとり旅を楽しめる旅先が多いと言えます。最近は、東京ディズニーリゾートなどのテーマパークに「おひとりさま」で出かける人も増えていると聞きます。

テーマパークなどはひとり旅初心者でも安心して楽しめる場所。今ひとり旅を考えているなら、現在開催中の大阪・関西万博もおすすめです。国内でありながら、世界旅行のような雰囲気が味わえる会場は、ひとり旅デビューにぴったりの場所だと感じました。

実際に私もひとりで訪れてみましたが、おひとりさまパラダイスだったといっても過言ではないくらい快適でした。遊園地系のパークよりも大人のひとり参加が多いので、そういった点でも居心地がよかったです。

2:スケジュールには余裕をもち、移動手段にはお金をかける

旅先が決まったら、次に考えるべきなのはスケジュールです。

若い頃はいつまでも歩き続けていられましたが、50代になるとさすがにそうもいかなくなりました。美術館や博物館も2~3か所巡ることもできていましたが、今は1か所でもヘトヘト…。そこで、最近の旅行ではスケジュールに余裕をもち、あまり旅程をつめ込まないようにしています。

また、移動手段として電車やバスは安価で便利です。しかし、土地勘がない場所だと乗り間違えたり、かえって歩き回る羽目になることもあります。

道に迷う時間と体力の消耗がもったいないので、海外ならUberやGrabといった配車アプリを活用し、タクシーを呼ぶことにしています。アジア圏なら日本より比較的手頃で利用でき、支払いもアプリ経由でスムーズ。

ひとりでタクシーに乗ることは少し気がひけるかもしれませんが、安全と時間と体力を買うと思って奮発してしまいます。

万博会場の場合は、地下鉄から入る東ゲートに比べて、バスで入る西ゲートがやや空いているようです。新大阪駅や大阪駅からシャトルバスが出ているので、料金は電車の3倍くらいしますが、活用して直行するのがいちばんラクかなと思います。ただし、必ず予約が必要なので、ホームページなどで確認を。

3:歩きやすいスニーカーは必須

50代からの旅には、とにもかくにも歩きやすいスニーカーが必須です。どんなに普段歩きやすくても、普通の靴だと足がすぐに痛くなってしまいます。

私が愛用しているのは、アウトドアメーカーのトレッキングシューズ。やや厚底で、クッションが効いていて、1日じゅう歩いても足が痛くなりません。そのうえ、小川にも入れるくらいの防水タイプなので、雨の日の観光もストレスなく楽しむことができます。

デザインはややゴツいのですが、色は黒なので、靴下と合わせてブーツのような感覚でスカートにも合わせています。厚底のおかげなのか、本当に足が痛くなりづらく助かっています。

大阪万博は、会場も広く2万歩以上歩きました。パビリオンも歩いてまわるものが多いので、そのくらいはあっという間です。SNSでも、「歩き疲れた」「スニーカーにすればよかった」という投稿をたくさん見たので、ぜひ歩きやすいスニーカーをゲットしてからお出かけくださいね。

50代以上の割引サービスも活用して、おトクにひとり旅

ちなみに、今回の大阪・関西万博への旅には、JR東海の「50+」という50歳以上が使える割引サービスを利用しました。新幹線とホテルのセットが時期によってはかなり安くなります。50歳からの旅はそんな役得もありますから、これからも、「思い立ったら即旅立ち」でいきたいと思っています。