5点爆勝の横浜FMが1か月半ぶりに取得できたもの 9、10月は15試合消化で遠征続き
◆サッカー アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)東地区1次リーグ第4戦 横浜FM5(3−0、2ー0)0ブリーラム(6日・日産スタジアム)
前回大会準優勝の横浜FMはブリーラム(タイ)に5―0で大勝し、勝ち点を7に伸ばした。前半に3得点を挙げ、後半もFWアンデルソンロペス(31)がこの日2ゴール目を奪うなどゴールラッシュ。今節は5日に勝利した神戸と川崎に続き、日本勢が全勝した。第5戦は26〜27日に行われる。
フレッシュな横浜FMイレブンが躍動した。前半11分にFW井上のゴールで先制すると、同27分の相手選手の一発退場で一気呵成(かせい)。前半だけで3得点を奪い、後半にも2ゴールが生まれた。3点目を決めたDF加藤聖は「5得点と無失点は残りのシーズンにつながる結果」と誇った。
ルヴァン杯と天皇杯の準決勝進出、ACLEの開幕により、9、10月の2か月間で15試合を消化。中国や韓国、札幌、大阪への遠征など移動距離も長く、Jクラブで最も“ブラック”な環境に身を置いていた選手たちだが、10月31日と1日に約1か月半ぶりの連休を取得。心身ともにリフレッシュし、生き生きとプレーした。
次戦は15位に沈むリーグ戦の第36節・鳥栖戦(駅スタ)。勝てば他会場の結果次第でJ1残留が決まる一戦へ、ハッチンソン暫定監督(44)は「勝ちにいく」と息巻いた。(岡島 智哉)