ⒸMarvel Studios 2018

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(MCU)映画『キャプテン・マーベル』(2019)で、スターフォースの司令官ヨン・ロッグを演じたジュード・ロウ。『シャーロック・ホームズ』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのほか、「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」(2024)など数々のフランチャイズ作品に出演してきたが、意外にもMCU作品は一本かぎりの出演となった。

公開から5年半が経った今、ロウは米のロングインタビューのなかで、「あれ以上ヨン・ロッグから引き出せるものはなかったと思います。僕にとってはマーベルの絶頂期だった」と振り返っている。作品の評価は分かれたものの、「とてもいい経験ができました」と話した。

もっとも、ヨン・ロッグ役には演者として思うところがなかったわけではないよう。「あの役柄をもう少し楽しくやらせてもらえたら良かったなと思います。もっと茶目っ気を出したかったし、もっとユーモアを取り入れたかった」というコメントからは、より役柄としての幅を出すことを望んでいたことがうかがえる。ヨン・ロッグは担うところの多いポジションだったがゆえに、監督・脚本サイドの縛りもあったのかもしれない。

また、「あのスーツは分厚いゴム製で動きにくいんですよ」とアクションの苦労も明かした。「スタントの特訓に2~3ヶ月通い、格闘のリハーサルでいろんなことを学びましたが、実際にスーツを着ると、“つま先が触れない!どうすればいいんだ?”と。そこをなんとかするんですけどね」。

ちなみに、VarietyによるとロウのMCU出演契約は『キャプテン・マーベル』一作のみだったそうだが、のちに「ホワット・イフ…?」シーズン2(2023)の第1話「もしも…ネビュラがノバ軍に入ったら?」にもヨン・ロッグ役の声優として復帰。わずかながら再登場を果たしたが、現時点で実写での再演はない。ロウ自身にとっては過去の話となっているようにも思われるが、いずれカムバックもありうるのがMCUだ。“絶対にありえない”ことは何ひとつとしてないのである。

なお、ジュード・ロウは「東京コミコン2024」で来日予定だ。

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