Chromeに、タブを非アクティブにすることを提案する「パフォーマンス検出ツール」などいくつかのパフォーマンスコントロールツールが追加されたことがわかりました。

Google Chrome adds new and improved performance controls

https://blog.google/products/chrome/google-chrome-performance-controls-october-2024/



「パフォーマンス検出ツール」は、潜在的なパフォーマンスの問題を特定し、解決策を提示するもの。以下の画像の例だと、タブがリソースを食い過ぎているため「パフォーマンスの問題に関するアラート」という通知が表示されています。通知内の「Fix now(今すぐ修正する)」ボタンをクリックするとパフォーマンスが改善され、ブラウジングエクスペリエンスが向上するとのことです。



Googleのヘルプページによると、パフォーマンスの問題に関するアラートはデフォルトでオンになっており、Chrome設定内の「パフォーマンス」タブにある「全般」セクションから設定を切り替えることが可能とのことですが、記事作成時点で最新バージョンである130.0.6723.92では当該設定が表示されていませんでした。



このほか、非アクティブなタブのメモリを解放してブラウザを高速化する「メモリセーバー」機能に、「適度」「バランス重視」「最大」モードが追加されました。「適度」モードはシステムのニーズに基づいてタブを非アクティブにし、「バランス重視」モードはユーザーの閲覧習慣とシステムのニーズの両方を考慮します。「最大」モードは他の2つのモードよりも素早く、ユーザーがタブの使用を停止した後すぐにタブを非アクティブにします。

この設定はChrome設定内の「パフォーマンス」タブにある「メモリ」セクションから変更できます。



Googleは、「Chromeは高速で信頼性の高いブラウジング体験を提供することをお約束します。そのため、ブラウザを最大限に活用できるよう、常に新しいパフォーマンス機能の開発に取り組んでいます」と述べました。