嵐5人を125台のカメラで撮影!メガホンを取った堤幸彦監督

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 人気アイドルグループ・嵐のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories』が、「Dolby Cinema Japan Awards 2024」の初Dolby Cinema賞(音楽ライブ部門)を受賞。メガホンを取った堤幸彦監督が31日、丸の内ピカデリーで行われた授賞式に出席し、嵐のメンバー・相葉雅紀からメッセージが寄せられた。

 嵐の20周年ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」の最中に行われた1日限定ライブを記録した本作。国内外で上映され、日本ではライブフィルム興行収入ランキングで第1位を獲得した。

 相葉は「この度は名誉ある賞をいただきまして、大変光栄であり、心より感謝申し上げます。『Record of Memories』はメンバー、スタッフ、多くのファンと一緒に作り上げた、嵐にとって大切な作品です。Dolby Sound を通じて、あの日のステージのエネルギーをファンのみなさんだけでなく、嵐のコンサートに触れたことがないみなさんにも体感していただけたことは、ステージに立ったメンバーの一人として大変うれしく思います」と喜びのコメント。そして、「これからもみなさんに楽しんでもらえるエンターテイメントを届けられるよう、誠心誠意、全力で励んでまいります」と誓った。

 授賞式に参加した堤監督は「映画やドラマをいろいろやっているんですけど、何十年もアーティストのライブ映像も数えきれないくらい撮っています」と話し、「この作品はその中の集大成。ありとあらゆるノウハウを詰め込み作りました」と自信をのぞかせる。

 また「カメラは全部で125台。単純計算でメンバー1人につき20台。それは余すところなく臨場感を伝えるためでございます。そして、Dolbyさんのお力を借りて、東京ドーム5万数千人のお客さんにどのように聞こえたかを数値で割り出して、(映画でも)臨場感を醸し出すことができたと思います」と制作の裏話を明かし、「今後も世界最高の技術を使って作品を作れたらと思います」と力を込めた。

 ドルビージャパンが初開催した「Dolby Cinema Japan Awards」は、日本のコンテンツ産業の国際的な発展と鑑賞体験の劇的な向上に貢献し、Dolby Vision/Dolby Atmosで制作された作品と製作者を対象に賞を贈呈する。「初Dolby Cinema賞」は、ドルビーの技術を使用して制作に挑戦した作品や、業界に大きな影響を及ぼした作品が対象となる。(錦怜那)