MF伊東輝悦、今季限りで現役引退…Jリーグ元年からプレーする“50歳”が32年のプロ生活に終止符

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 アスルクラロ沼津に所属する元日本代表MF伊東輝悦が、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 現役Jリーガー最年長がスパイクを脱ぐことを決断した。Jリーグが開幕した1993年からプレーする“日本サッカー界のレジェンド”伊東は、1974年8月31日生まれの現在50歳。高校卒業後、1993年に清水エスパルスでプロキャリアをスタートすると、1996年にはアトランタオリンピックのU−23日本代表に選出され、初戦のブラジル代表戦で決勝ゴールを記録。『マイアミの奇跡』の立役者となり、翌年にはA代表に初選出された。1998年のFIFAワールドカップ(W杯)フランス大会では出場こそなかったものの、本大会のメンバーに入り、国際Aマッチでは通算27試合に出場した。

 1999年には清水を2ndステージ優勝へ導き、Jリーグベストイレブンを受賞。2007年にはフェアプレー個人賞を受賞した。2011年にヴァンフォーレ甲府へ移籍すると、同年にJ1史上初となる通算500試合出場を達成。その後は2014年にAC長野パルセイロ、2016年にブラウブリッツ秋田への移籍を経て、2017年に現所属のアスルクラロ沼津に加入していた。

 そしてプロ生活32年目、今年8月に大台の50歳を迎え、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。