試合後、取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

大谷翔平、ドジャースに入って「すごく光栄に思います」

【MLB】ドジャース 7ー6 ヤンキース(日本時間31日・ニューヨーク)

 ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦で最大5点差を逆転勝ちし、メジャー7年目で初の世界一に輝いた。ドジャース移籍1年目で掴んだ栄冠。会見の一問一答は以下の通り。

――率直な気持ちを英語でお願いします。
「日本語で言いますけど……フフフ。最後まで1番長いシーズンを戦えたことを光栄に思いますし、このチームに来て1年目でこういう結果に立ち会えてすごく光栄だなと思います」

――今年は韓国での開幕から色々あった。
「シーズンもシーズンで苦しい中でも、首位で勝ち抜いた。チームの強さだと思いますし、ポストシーズンも素晴らしいチームを相手にしながら、自分たちの野球ができたということに誇りを持っていますし、今日こういうふうに最後まで勝ちきれたというのは本当にこのチームを誇りに思っています」

――ベッツ、フリーマンら偉大なるバッターともプレー。
「今までも素晴らしい選手のみなさんと野球をやらせてもらって、本当に自分の野球観というか、自分の野球の技術も上げてくれるような素晴らしい選手たちとやらせてもらった。フレディとムーキーはもちろんそうですけど、1番から9番まで、オフェンス面で言えば自分の仕事をプロフェッショナルにこなしていく。そういう選手たちが集まっていたなと。今考えてもそう思います」

――NPBと優勝のお祝いスタイルが違う。
「WBCの時もやりましたけど。日本の場合はもう少し控えめな感じはあるので。こっちの方が豪快にというか。そういう楽しみ方も。人それぞれですけど、最後こういう形でシーズンを終えられたことが非常にうれしく思います」

――5点差を逆転して世界一。
「得点した5回、すごく大きかったですし、結果的に相手のエラーもあったと思うんですけど、全員がボールに対して必死に食らいついた結果がチャンスをものにできたんじゃないかなと。素晴らしいオフェンスの繋ぎ方だったなと思います」

――ドジャースに入ってよかったか。
「結果的に1番長いシーズンを過ごすことができて、さっきから言ってますけど、すごく光栄に思いますし、自分自身の決断とかというよりも、このチームで1年間できたということに感謝したいですし、チームメート、スタッフのみなさんを誇りに思っています」

ドジャース移籍の今季は「長かったですね、はい。フフッ」

――シーズンで苦しかったところは。
「ここというのはないと思うんですけど、全体的に怪我人が出たシーズンだったと思います。変わりに入ってきた選手、(試合に)出た選手がカバーするという試合が多かった。もちろん、逆転が多いスタイルというか。どれだけ取られても諦めずに、ブルペンも繋いでいく。そういう気持ちがこういう勝ちに繋がっているんじゃないかなと思います」

――真美子夫人、家族の存在。
「もう本当に感謝しかないですね。1年間、長いシーズンですし。僕は慣れてますけど、シーズンを戦っていくという。160試合プラスというのは慣れてますけど。彼女はそうではないので。これだけ長いシーズンを支えてもらったというのは感謝していますし、来年以降も頑張って行きたいなと思っています」

――今シーズンは長かったか。
「長かったですね、はい。フフッ」

――グラウンドに立つ心情。
「ポストシーズンで怪我をした後も、自分自身の中ではプレーする準備をしたいなと思っていましたし、何よりも必要だと言ってもらえた。プレーしてほしいと言ってもらえたことが光栄だと思っているので。そこに対してそう言ってもらえたことに感謝していますし、そういう気持ちが1年間、自分の中で頑張ってこられた要因なのかなと思っています」(Full-Count編集部)