ロバーツ監督「安心している」 前夜にヤ軍ファンが蛮行→入場禁止…「残念な出来事」
対コールの“攻略法”「(ボールを)見極めること」
【MLB】ヤンキース ー ドジャース(日本時間31日・ニューヨーク)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は30日(日本時間31日)、ヤンキースとのワールドシリーズ第5戦を前に報道陣の取材に応じ、前日29日(同30日)の第4戦で悪質な妨害行為を犯して退場となったファンについて言及。「残念な出来事だった」と振り返った。
妨害行為は第4戦の初回に起きた。ヤンキース先頭のトーレスが右翼ポール際に放った際に、右翼手ベッツの守備をヤンキースファン2人が妨害。ベッツのグラブをつかみ、ボールを取り出した。当該行為をした人は警備員に連れ去られ即退場処分になっていた。
30日(同31日)にヤンキースが声明を発表。「ヤンキースとメジャーリーグは昨夜のような行為を一切容認しません。これらのファンはいかなる立場でも今夜の試合に参加できません」と入場禁止を通達していた。
指揮官は「残念な出来事だった。でも、正しい形で対処されたので、安心している」「今日のことに切り替えることができた」と笑顔を見せた。加えてヤンキースの対応については「そう(正しかったと)思うよ。入場禁止になったと聞いているよ」と頷いた。また、記者から心配している選手はいるかと問われた際は「ノー。心配していないと思う選手の名前を1人挙げるなら、それはムーキー(ベッツ)だ。彼はこの球場でたくさんプレーしてきているからね」と語った。
この日の相手先発投手ゲリット・コールについても言及。第1戦では6回1失点に封じられ、昨季サイ・ヤング賞投手の実力を目の当たりにした。しかし指揮官は「いいカウントにして、(ボールを)見極めること。好球必打でいきたい」と対戦に自信ものぞかせた。ドジャースはこの日勝利できれば、2020年以来4年ぶりの世界一となる。(Full-Count編集部)