IHI、海上試運転でも改ざん=エンジンの燃費データ
IHIは30日、船舶用エンジンの出荷前試験で燃料消費率データを改ざんしていた問題で、海上試運転時にも改ざんがあったことを明らかにした。
エンジンを搭載した船舶で実施する試験で、燃費とエンジンのシリンダ内圧力が許容値に収まるよう数値を書き換えたケースが3件あった。
いずれも子会社のIHI原動機(東京)での不正。出荷前試験の改ざん発覚を機に従業員へアンケート調査を行ったところ、申告があった。海上試運転でデータが書き換えられたエンジンを調べたが、船舶の安全性への影響はないという。