カンタスグループ、ボーイング717型機を退役
カンタスリンクは、ボーイング717型機の運航を10月26日をもって終了した。
最終便はシドニー発キャンベラ行きのQF1511便(機体記号:VH-YQS)となった。同機は「グレート・オトウェイ国立公園」を命名されており、約11年にわたって運航された。エアバスA220型機への置き換えを進めている。
ボーイング717型機は、マクドネル・ダグラスが1990年代初頭にMD-95として開発した双発ジェット機で、1997年8月にボーイングと合併後、ボーイング717型機に改称した。100名程度を運ぶことが可能で、小規模な空港に多頻度で運航できるといった特徴がある。世界で同型機を保有するのは、デルタ航空とハワイアン航空の2社で、退役が進んでいる。
カンタスグループが2001年、インパルス航空を買収し、同型機を初導入した。カンタスリンクとして地域間路線を運航していたほか、2004年5月から14機をジェットスター航空で運航し、その後カンタスリンクに戻された。