【塩むすびは塩ごはんを炊いて作ろう】ってどゆこと!?塩水で米炊くと味が均一に♪新米の甘み際立つの♡

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新進気鋭のコラムニストである、ジェーン・スーさん。TBSラジオ番組『ジェーン・スー 生活は踊る』では、おいしいご飯ネタを多く紹介しています。7月4日放送回のゲストは、料理家のワタナベマキさんでした。昨今のおにぎりブームを受け、おいしいおにぎりの作り方を紹介していましたよ。ワタナベさんの場合、ご飯の炊き方から違っていてビックリ!さらに簡単レシピも紹介していたので、あわせて作ってみます♪

お米がない騒動か・ら・の【今年の新米の炊き方】にトライ!美味しくするポイントは「2mm下」「20分」「10分」


『ジェーン・スー生活は踊る/TBSラジオ』公式X(旧Twitter)がこちら!



7月4日放送回の様子が、公式X(旧Twitter)にポストされていました。この日のゲストは、料理家のワタナベマキさん。公式X(旧Twitter)の投稿で、右上の画像・左手前にいる方が、ワタナベさんですよ。

昨今のおにぎり屋さんブームの話題から、家で作るおにぎりの話題と、おにぎり談議に花が咲いていました。ワタナベさんが作る「極上シンプルおにぎり」は、塩を入れてご飯を炊いて作る「塩むすび」だそう。塩水で炊けば塩味が均一になり、おいしいおにぎりになるとか。な~るほど!

そして、ワタナベさんの著書に『マキさんの極上シンプルおにぎり』(ワン・パブリッシング刊)があることから、1種類、または2種類の具材で作れる、おいしいおにぎりレシピを紹介していましたよ。

そのレシピが、『ジェーン・スー 生活は踊る』のトピックス記事でネットにアップされていたので、作ってみたいと思います。

塩水でご飯を炊くのがポイント!「塩ごはん」を炊いてみた!

ミネラルウォーターは、ラベルに「軟水」と書かれているものをご用意くださいね。



【材料】(2合分)
お米…2合
ミネラルウォーター(軟水)…2合分+洗米分
塩…小さじ1/2

1. ボウルにお米とミネラルウォーターを入れ、お米を軽く洗います。



お米は最初の水を一番よく吸うため、軟水のミネラルウォーターを使うのがポイントです。水が濁ったら流してくださいね。

2. 水道水で、お米をもう一度軽く洗います。



水道水を注いで軽く洗い、とぎ汁を流します。水道水で2回すすぐと、とぎ汁が少し濁る程度に洗えました。

3. 洗ったお米をザルにあげ、10分おいて水気を切ります。



洗ったお米は、水分が切れるようにザルに上げ、10分おきました。

4. 炊飯器に水気を切ったお米、2合分のミネラルウォーター、塩を入れ、フタをして15分浸水し、普通モードで炊きます。



おいしいご飯に炊きあがるよう、軟水のミネラルウォーターで炊くのがワタナベさん流です。



塩を小さじ1/2加えて、混ぜます。塩水で炊くことで、ご飯全体に、均一に塩味が付くそうです。



15分浸水させてから、スイッチオン!炊けるまで60分待ちましょう。

5. 炊き上がったら、しゃもじでご飯を下から返し、空気を入れます。



炊きあがったご飯は、普通の水で炊いたご飯と変わりなく、おいしそうに炊き上がっていました。ご飯を底から大きく返して、ふんわりとほぐしたら「塩ごはん」は、完成!



続いて「塩ごはん」を使ったおにぎりを2種類作ってみます。

「のり梅おにぎり」と「ナッツと塩昆布のおにぎり」を作ってみた!

紹介されていたレシピはおにぎり4個分でしたが、今回はそれぞれ2個分にして作ってみます。また、「ナッツと塩昆布のおにぎり」は普通のご飯で作るレシピでしたが、「塩ごはん」を炊いたので、塩昆布を切り昆布に変えて作ってみます。



【材料】(のり梅おにぎり2個分)
塩ごはん…200g ※上記で炊いたもの
焼きのり…1枚 ※今回は全判を使用
梅干し(市販)…1個
みりん…大さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
水…25ml

1. 小鍋にひと口サイズに刻んだ焼きのり、種を取り除いた梅干し、みりん、しょうゆ、水を入れて、弱めの中火で水気がなくなるまで煮ます。



レシピに焼きのりの大きさは書かれていませんでしたが、炊くと量が減るので、今回は、全判の焼きのりを手でちぎって鍋に入れました。



弱めの中火で、梅干しをほぐしながら2分ほど炊くと、焼きのりがとろっとして水分が減りました。

2. 塩ごはんを三角に握り、1を適量乗せます。



おにぎり1個に付き、塩ごはんを100g使うと味が決まるそうですよ。三角形のおにぎりを2個作って、てっぺんにのり梅を乗せたら完成です♪

次は「ナッツと塩昆布のおにぎり」を作ってみます。



【材料】(ナッツと塩昆布のおにぎり2個分)
ごはん…200g ※今回は上記で炊いた「塩ごはん」を使用
アーモンド…20g ※今回は塩分不使用のものを使用
塩昆布…7~8g ※今回は切り昆布を使用

1. フッ素樹脂加工のフライパンを、中火で熱します。アーモンドをサッと乾煎りし、粗く刻みます。



レシピにアーモンドの食塩の有無が書かれていなかったので、今回は食塩不使用の素焼きアーモンドを使い、2分ほどでサッと乾煎りしました。

2. ボウルにご飯(今回は塩ごはん)、刻んだアーモンド、塩昆布(今回は切り昆布)を混ぜて、丸く握ります。



アーモンドは食感を楽しめるよう、粗く刻むのがポイントです。今回は塩昆布ではなく、塩分が付いてない切り昆布を使ったので昆布が少し硬め。温かいご飯に混ぜ、切り昆布が少しやわらかくなるまでおいてから、丸く握りました。



「塩ごはん」「のり梅おにぎり」「ナッツと塩昆布のおにぎり」を、いただきましょう♪

「塩ごはん」は塩味が穏やか!ご飯の甘味が際立ちどんな具材にも合う!



まずは、ワタナベマキさんが「究極のシンプルおにぎり」を作る時に炊くという、「塩ごはん」を味わってみます。

塩を小さじ1/2加えて、2合のご飯を炊きましたが、塩味はうっすらと付いている程度。塩辛さは、まったくありません。むしろ、ご飯の甘みが引き立つ感じです♪

これでおにぎりを作ったら、手に塩を付けて握る時のように、ピリッと来る塩味は感じないと思うので、お米のおいしさをシンプルに楽しめそう。



次は「のり梅おにぎり」を、いただいてみます。塩むすびのてっぺんに「のり梅」が乗っているスタイルなので、ひと口目でほぼ具材を食べ切るという、ぜいたく感が♡

今回は蜂蜜梅干しを使ったので、みりんの甘みと相まって、ほんのり甘くトロッとしたのりの味わいが、口に広がります♪「塩ごはん」のおにぎりお米が甘いので、全体的にやさしい甘さのおにぎりになりました。

ただ、具は映え感を意識しててっぺんに乗せるスタイルなのでしょうが、中に入れた方が断然食べやすいと思います。



最後に「ナッツと塩昆布のおにぎり」をいただきます。こちらは混ぜご飯スタイルなので、見た目からして具だくさん♪

食べてみるとアーモンドがコリッとしていて香ばしく、食感は豆ごはんのような雰囲気。切り昆布からも旨味が広がって、とてもおいしいおにぎりです♪

 ただ「塩ごはん」自体がやさしい塩味なので、昆布は、切り昆布に変えるのではなく、塩昆布の量を半分くらいに減らして混ぜるのでもよさそうでした。

塩水でご飯を炊けばお米の甘さが際立つ!塩味が偏らずに具との相性もばっちり



TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』で、料理家のワタナベマキさんが紹介していた「塩ごはん」。塩を少し加えて炊くことで、ご飯の甘さを際立たせられる炊き方だなと思いました。

さらに「塩ごはん」でおにぎりを作ることで、手に塩を付けて握るよりも塩味が穏やかで、塩味のムラを防げるメリットもありましたよ。

「のり梅おにぎり」も「ナッツと塩昆布のおにぎり」も、常備している食材を上手に組み合わせることで、今までとは違った新しいおにぎりを、簡単に作ることが出来ます。

シンプルながらも、奥が深いおにぎり。ワタナベマキさん直伝のおにぎりは、簡単レシピなので、ぜひ作ってみてくださいね。


※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。