2時間21分47秒の世界記録で優勝した男子の川野将虎=山形県高畠町

 来年9月に東京で開かれる陸上の世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権35キロ競歩が27日、山形県高畠町で行われ、男子は世界選手権で22年大会2位、23年大会3位の川野将虎が2時間21分47秒の世界記録で制した。日本陸連が定める派遣設定記録(2時間26分0秒)を突破し、3大会連続の世界選手権代表に決まった。

 競歩の35キロは従来の50キロに代わり、世界選手権では22年大会から実施されるようになった歴史の浅い種目。世界陸連は23年1月以降に公認大会で2時間22分0秒を切った場合に世界記録と認定するとしていた。

 21年東京五輪50キロ代表の丸尾知司が2位、高橋和生が3位だった。

2時間21分47秒の世界記録で優勝し、世界選手権代表に決まった男子の川野将虎(左)=山形県高畠町