【天皇賞】C・デムーロ 2年ぶりの来日でいきなり大暴れだ ダノンベルーガとは初コンビも「よく知っている」
「天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)
凱旋門賞2勝の世界的名手が2年ぶりに日本にやってきた。クリスチャン・デムーロ騎手(32)=イタリア=が24日、短期免許取得の手続きのため栗東トレセンを訪問。今週から12月25日まで滞在する予定で、天皇賞・秋にはダノンベルーガとの初コンビで臨む。勝てば22年エリザベス女王杯以来のJRA・G1・5勝目となるが、いきなり日本のファンを魅了する手綱さばきを披露するのか注目だ。
2年ぶりの日本に腕がなる。22年のエリザベス女王杯をジェラルディーナで制するなど、JRAで195勝(G1・4勝)を挙げるC・デムーロが2年ぶりに短期騎手免許を取得した。手続きのため、この日栗東トレセンの事務所を訪れた世界の名手は、「本当にうれしいよ」と日本語で喜びを語った。
22年の来日時にはJRAで31勝の活躍をしながら、制裁点超過によって23年の来日ができなかった。ただ、23年にはエースインパクトで自身2回目の凱旋門賞制覇。24年も6月に落馬負傷による約1カ月の離脱がありながら、仏リーディング4位の成績を残すなど、その手綱さばきに磨きを掛けて再び日本に乗り込んできた。
久々の日本での騎乗を前に、C・デムーロは「今年は休んだこと以外は、スペシャルなシーズンだったし、体のコンディションはいいと思う」と自信。「いっぱい勝ちたいし、G1も勝ちたいね」と笑顔を見せる。
天皇賞・秋でコンビを組むのはダノンベルーガ。初コンビだが「海外でも対戦しているし、よく知っているよ。中団から脚を伸ばす馬ですね。いい結果がついてくると思う」と、いいイメージをつかんでいる。そのほかスワンSのアグリ、新馬戦で騎乗するアパパネの子どもアマキヒなど、土、日曜ともに有力馬がずらり。いきなりの大暴れに注目だ。