会見で意気込みを語る井上尚弥（撮影・持木克友）

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　「ボクシング・ダブル世界タイトルマッチ」（１２月２４日、有明アリーナ）

　４団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥（３１）＝大橋＝が、ＩＢＦ・ＷＢＯ１位のサム・グッドマン（２６）＝オーストラリア＝の挑戦を受けて防衛戦を行うことが２４日、都内で発表された。ＷＢＯ世界バンタム級王者の武居由樹（２８）＝大橋＝の２度目の防衛戦とのダブル世界戦となる。武居の挑戦者は調整中だが、外国人選手で、２〜３日中に発表される予定だ。

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　記者会見の最後、尚弥は「グッドマンとつながってるので、ちょっと一言だけ言いたいんですけど」と発言を求め、「ドヘニー戦が冴えないという言葉をもらいまして、それはドヘニーが塩試合に徹したから冴えない試合になってしまったということで、グッドマンにはぜひ熱い試合をしてもらいたい。その意気込みで日本に来てもらいたいと思う」と、グッドマンに釘を刺した。

　グッドマンは９月３日に尚弥が行ったＴＪ・ドヘニーとの防衛戦について、ネット上で「冴えなかった」と酷評。この日、真意を問われると「勝てるだけのことをやったのは分かったが、他の試合に比べてベストパフォーマンスではなかったという思いを込めて、シャープではなかったとコメントした」と説明した。

　ドヘニーの消極的なファイトに悩まされつつＴＫＯ勝ちした尚弥は「（ドヘニーは）長引かせたい思いで試合をした。その試合に対して冴えないという感想を持ったのであれば、グッドマンが同じような戦い方を選択したのであれば、その試合も冴えない試合になるよということ」と警告。

　「自分の性格的に、塩試合で勝てればいいやという思いでボクシングをやっていないので、倒しに行きますし、ヤマ場を作るようにもしますし、それに応戦してくれないのであれば、たぶん一方的な冴えない試合になるんじゃないか。２団体でランキング１位の実力ある選手が守備的な試合をしたり、倒されないボクシングを徹底したら倒すのは難しいですし」と補足していた。

　大会の模様はＮＴＴドコモの映像配信サービス「Ｌｅｍｉｎｏ」で独占無料生配信される。