花咲徳栄・石塚を引き当てた阿部監督とがっくりの西口監督(撮影・金田祐二)

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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)

 巨人の水野雄仁スカウト部長は支配下で5人、育成で6人の指名を終え「満足しています。ある程度狙っていた通りにいけた」と振り返った。

 巨人は外れ1位で西武との競合の末、石塚裕惺内野手(花咲徳栄)の交渉権を獲得した。4球団競合の末に関大・金丸の抽選に敗れたが、高校ナンバー1野手の呼び声高い逸材を獲得。「(抽選を)外した場合はいこうと決めていました。すぐに来年というわけじゃないですけど、将来的にやってくれる選手かなと思っています。評価していました」と明かした。

 2位指名で浦田俊輔内野手(九産大)を指名すると、3位では荒巻悠内野手(上武大)と、上位3人はいずれも野手を指名。水野スカウト部長は「戦力補強の内容はなかなか言えない」と前置きした上で、「野手をなんでいった?というよりは、今年1軍になかなかいけなかった右投手もたくさんいたので、その選手の方が今回より期待感が高かった。現場と話し合って、それに見合う投手と比較して、それだったら内野を先にいこうということでね」と続けた。

 4位で将来性豊かな石田充冴投手(北星大付高)、5位では「左は欲しかった」と、即戦力左腕の宮原駿介投手(東海大静岡キャンパス)を指名。補強と将来性を融合したバランス重視のドラフトになった。