金丸夢斗を外した藤川監督と阿部監督(撮影・金田祐二)

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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)

 巨人の水野雄仁スカウト部長は指名終了後、あえて1位指名を公表しなかった理由について「公言してもどの球団も引かないと思ったので。公言しても意味が無いかなと思ったので」と説明した。

 「公言して何かメリットがあるならというところですね。だいたい予測通りでした」と水野スカウト部長。会議前の時点で1位指名を公表したのは広島の宗山のみ。残る11球団は前日までに手の内を明かさなかった。

 巨人は綿密なシミュレーションを重ね、公言したところで関大・金丸への指名が集中することは避けられないと判断。「公言しても意味がない」となった。

 関大・金丸はセ・リーグ4球団による競合の末、抽選で敗れたが、外れ1位で花咲徳栄・石塚の交渉権を西武との競合の末に獲得。「二遊間を厚くしたいという現場の要望があったので」と説明し、「外れたら行こうと決めていた」という。

 リーグ優勝を果たしたことで2位の指名順がリーグで最も遅くなるため「流れの中で分からない、読みづらかった」と水野部長。「その中で選択していく形になりましたけど、非常に満足しています。最初、当たらなかったですけど、それ以外は狙っていた通りにいけた」と合格点をつけていた。