『他人は地獄だ』完成披露舞台あいさつに出席した(左から)児玉和土監督、柳俊太郎(※柳=旧字体)、八村倫太郎、岡田結実 (C)ORICON NewS inc.

写真拡大

 ダンス&ボーカルグループ・WATWINGの八村倫太郎(25)と俳優の柳俊太郎(33※柳=旧字体)が24日、都内で行われたW主演映画『他人は地獄だ』(11月15日公開)完成披露舞台あいさつに登壇。映画初主演の八村が、心境を語った。

【写真】かわいい!”顔ダンス”を披露した八村倫太郎

 会場を見渡した八村は「目の前に皆さんがいてこれから上映されるのが想像つかないくらいのスピード感だったのですが、新鮮でした」としみじみ。「ホラー苦手なんですよ。その世界の中にちゃんと溶けているか不安です」と率直な思いを漏らしつつ、「面白い話にはなっていると思うので、皆さん楽しみにしてください」と期待を高めた。

 また、原作者からは上映を祝福する書き下ろしイラストとコメントが送られた。イラストを見た八村は「ちょいちょいちょい、めちゃくちゃ怖いじゃん」と絶句。「原作を学生時代に読んでいたんです。俺、まじで苦手なんですが、怖い者見たさで見たら、絵のタッチも不気味だし、話も怖いし、途中で挫折していて。でも、インパクトには残っていて、お話が来た時につながりました」と同作との縁を明かした。

 続けて、八村は「絵になってみると、良いっすね。先生に書いてもらえるなんてぜいたくでありがたいです」と感激。柳も「おっしゃるとおり。俺こんな顔してたっけな〜」と雰囲気ただようイラストに釘づけになっていた。

 今作は、 韓国のWEBコミックで、日本ではLINEマンガで読むことができる『他人は地獄だ』(作者:ヨンキ)を、日本を舞台に完全ローカライズして映画化。原作コミックは、2019年にイム・シワン、イ・ドンウクの共演で連続ドラマ化され、話題作となった。日本版は、映画『口裂け女0』(2008年)、ドラマ『ヒトコワ』(18年)、Netflixオリジナルアニメ『ソードガイ』(18年)、ドラマ『妖怪人間ベラ』(20年)など、ホラー・サスペンス作品を中心に数多くの原案・脚本・演出を手がける児玉和土が脚本・監督を務め、人間の闇をあぶり出すようなサスペンスホラー映画となる。

 八村は、地方より上京してシェアハウスに入居する青年・ユウ、柳はシェアハウスのリーダー的存在のキリシマを演じる。

 舞台あいさつには、岡田結実、児玉和土監督も登壇した。

【原作者・ヨンキ氏コメント】

映画『他人は地獄だ』が上映されることになり、大変うれしく、感謝の思いでいっぱいです。

すでに韓国でドラマ化されたことのある作品なので、映画版『他人は地獄だ』ならではの差別ポイントや個性を期待していました。キャスティングされた俳優の皆さんの演技もとても印象的でしたし、韓国で制作したドラマに劣らず私がイメージしていたキャラクターとのシンクロ率も高くて、感嘆いたしました。日本はホラージャンルに特に強い国であると考えているので、原作のダークな雰囲気を200%以上具現してくれるだろうと期待しております。

日本の原作ファンはもちろん、原作を知らない方々にも映画を鑑賞していただき、印象に深く残る思い出の映画になってほしいです。私もいち観客として、楽しみながら映画を見たいと思います。

映画制作に参加して下さった全ての方々に、改めて感謝申し上げます。

『他人は地獄だ』の日本上映を心よりお祝い申し上げます。