ワトフォード戦で攻守に奮闘した田中。(C)Getty Images

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 評価は右肩上がりだ。 リーズの田中碧は10月22日、チャンピオンシップ(イングランド2部)第11節のワトフォード戦で先発フル出場し、2−1の勝利に貢献した。 加入当初は終了間際の投入にとどまっていた田中だが、イーサン・アンパドゥとイリヤ・グルエフが同時に戦列を離脱したこともあり、10月2日の第8節ノーリッジ戦からスタメンに名を連ねている。 専門サイト『Leeds United News』によると、リーズ元監督のサイモン・グレイソンは、『BBC Radio Leeds』で「おそらく今夜のリーズのベストプレーヤーはタナカだ」と、日本代表MFを称賛した。「後半の後半は少し疲れていたかもしれない。だが、ここまでの彼はファンタスティックな補強だよ」【画像】ワールドクラスの美女サポーターずらり! スタジアムを華やかに彩る麗しきファン厳選ショット!

 また、Leeds United Newsは、ワトフォード戦の田中が3位のタッチ数(77)を記録したのをはじめ、2本のシュートや1本のキーパス、ドリブル成功1回だったと紹介。また、チーム最多のタックル6回やインターセプト、クリア、ブロックも各1回だったと伝えている。パスは61本中57本成功だ。 同メディアは「前半35分過ぎにイエローカードをもらいながらのプレーだったにもかかわらず、だ。ソリッドで保持時は難なくこなし、典型的なハードワークで、だがタックルも強烈だった」と賛辞を寄せている。「(Leeds United News の)採点記事ではタナカを8.5点とした。リーズの最高点で、彼はそれにふさわしい。間違いなく、この夜のリーズのベストプレーヤーだった」 ダニエル・ファルケ監督も「彼はジェームズ・ボンド」「今日、世界を救った」と絶賛した田中。着実に信頼をつかんでいっている26歳のさらなる飛躍が楽しみだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部