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 ボートレース戸田のSG「第71回ボートレースダービー」は3日目を迎える。水田公裕記者の「超イイ値」は佐藤隆太郎を取り上げる。

 力が入った。佐藤隆は2日目3R、こん身のイン速攻を決め、念願のSG初勝利。7R終了後に1RでSG初1着を飾った永田と共に水神祭が行われた。

 SG初出場の8月まるがめメモリアルでは2着を3本取ったものの白星なし。「(難しい)戸田のインということもあって、いつになく緊張した。周りにも言われていたし早めに勝てて良かった。ホッとしました」。喜びと安どが入り交じった表情を見せていた。

 今年は14優出7Vと大ブレーク。勝負強く、優勝を量産している。「地力がついたと感じる」と本人も成長を実感。「記念、SGを走る上でスタートを行くのは最低限のところ。平均タイミングもコンマ12より早くしたいと思って行っています」。最大の武器であるスタート力に磨きがかかり、確実に爆発力を増している。

 舟足にも確かな手応えをつかんでいる。「スローから行ってもスリット付近がいい。まだ上積みの余地もあると思っています」。相棒の29号機は使用された5節のうち、4節はB級選手が乗っている。機歴は平凡だが常に水準以上の動きを見せていた。

 ポテンシャルは秘めている。最高峰の選手が集結したダービー。妥協することなくエンジンを出して、次なる目標の予選突破へとまい進する。

 【水田の買い目】3R。2コースから冷静に差す。相手は攻める井上とカドでさばく坪井。<2>=<3>、<2>=<4>流し。12Rはブイ差しから好位浮上へ。<1><5><6>、<1><2><6>のツーBOX。

 ◇水田 公裕(みずた・きみひろ)東京都出身の51歳。長年の猫背が災いし、慢性的な腰痛に悩まされているが、ストレッチが奏功して最近は改善傾向にある。