日本ハム・伊藤大海

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 8、9月度の大樹生命月間MVP賞が22日、発表され、パ・リーグ投手部門で日本ハムの伊藤大海投手(27)が受賞した。今季は3、4月度に初受賞しており、「3、4月も受賞することができて、最後もということで、真ん中、何してたのかなという気持ちではありますけど嬉しく思います」とジョークも交えて喜びの声を挙げた。

 8、9月度は圧巻だった。5試合に登板し4勝1敗、4勝のうち完封2、完投1。シーズン終盤に驚異的な数字を残した。「疲れはなかったですし、後半にそういう投球が出来たってことは自分自身1年間やってきた中で自信にもなりましたし、完投っていうのはすごくこだわっているので、来シーズン以降そういう投球がもっとできるように準備していきたい」と話した。

 今季はシーズン中に直球の握りを変えたことが「顕著に成果が出た」と振り返る。オフから作り上げてきたものをシーズン中に変えることは異例だが、「勇気がいることではありますけど、シーズン中の出力で、ゲーム感覚で何かに挑戦するのはすごく大事なのかなと思いますし、あそこで思い切って変えられたのはその後の成績に大きく関係してきたかな思うのでそういう決断して良かったと思います」と明かした。

 今季は14勝で最多勝、最高勝率のタイトルも獲得。来季に向けて「最終的には監督との約束(15勝)は果たせていないのでそこは自分の中のノルマとしてクリアしたいのと、防御率もそうですし、ここは落としたくないゲームを勝てるような、そんな投球をんしていきたいので、いろんな部分でパワーアップ、レベルアップしないといけないなと感じています」と誓った。