FW中村敬斗(スタッド・ランス)は20日のオセール戦(●1-2)でリーグアン5試合連続ゴールを達成し、欧州主要リーグで日本人初の快挙を達成した。そのうち3ゴールはFW伊東純也のアシストによるものとなっている。

 中村は今季初のベンチスタートとなった第4節ナント戦で後半アディショナルタイム1分、味方との連係で中に切り込んだ伊東のパスを受けると右足でゴール左に流し込んで今季初得点をマークした。伊東は今季初アシストとなり、日本人コンビで2-1の劇的勝利をもたらした。

 続く第5節のパリSG戦では先発復帰を果たすと前半9分、伊東の低弾道クロスにペナルティエリア内で反応。一度は相手選手にブロックされるもボールの落ち際を巧みに右足で合わせ、強豪相手にゴールを決めた。この得点は当初アシストが不在となっていたが、後にリーグアン公式サイトを通じて伊東にアシストがついた。

 第6節のアンジェ戦はDFセドリック・キプレが中村の得点を演出し、第7節のモンペリエ戦では中村が相手のクリアを拾うとそのまま豪快ミドルで4試合連続ゴールを達成。迎えた第8節のオセール戦では後半アディショナルタイム、伊東が右サイドから上げたクロスをゴール正面ややファーサイドよりで頭で合わせ、日本人欧州5大リーグと同主要リーグで初となる5戦連発をマークした。伊東も今季3アシスト目となった。

 昨季は1ゴールに終わった伊東純也から中村敬斗のホットライン。伊東がサイドでボールを受けると中村が中央に走り込む場面も多く、今季はすでに3回開通した。日本代表コンビの連係がチームの強みとなっている。