竜王戦第2局は、立会人の深浦康市九段(左)が封じ手を開封し、対局が再開された(20日、福井県あわら市の「あわら温泉 美松」で)=若杉和希撮影

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 藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第2局は20日午前9時すぎ、封じ手が開封され、対局が再開された。

 第2局は福井県あわら市の旅館「あわら温泉 美松」で19日に始まった。対局2日目、立会人の深浦康市九段が封筒から取り出した封じ手は「▲9七角」と角と逃げる手だった。この手は予想に挙がっていた手で、佐々木八段は中央から、藤井竜王は8筋方面からの攻めを狙う。藤井竜王、佐々木八段どちらの攻めが通るか。戦いは勝負どころを迎えた。