黒田監督が柏戦を振り返った。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 FC町田ゼルビアは10月19日、J1第34節で柏レイソルと敵地で対戦。1−1でドローに終わった。

 序盤から相手の攻勢を受ける展開となるも、落ち着いた対応で守っていたが、63分にCKからGK谷晃生のキャッチミスを突かれ、先制点を献上。それでも終了間際の90+5分、PKを下田北斗がしっかりと決めて同点に追いつき、勝点1を獲得した。

 試合後、黒田剛監督はフラッシュインタビューで、「勝点を取れたことは選手たちの最後の追い上げ、また頑張りが功を奏した形になった」としつつ、課題にも言及。次のように語った。
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「でも先制されたことは単純なミスだったと思いますし、そういったところは本当に失くしていかないと、これから先、残り4試合、ギリギリの勝負の中でそういった失点を与えるということは、まだまだ甘いところがあると思います。もっと集中力をもって対応しなければならない。そんな局面だった。

(攻撃では)何度か良いチャンスはありましたけど、そこをしっかり決め切るというところがひとつ足りないところ。流れの中で一本取りたいところもあります。あと必要以上にコーナーキックを取られたところ、ディフェンスの背後に潜り込まれたところは今後改善していかなければならないと思います」

 優勝を目ざす町田は今季、開幕からコンスタントに勝点3を手にしてスタートダッシュを切ったものの、7月下旬以降は勝ち切れない試合が目立ち失速。そして、直近では4試合未勝利と苦しい状況が続いている。

 指揮官は「残り4試合なので、選手たちがピッチ内で気が付いたところをピッチ内でしっかり共有しながら、次に繋げていければと思います」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部