1995年の創業以来、データベース技術を追究し、企業自らが良質なインサイトを得るためのデータ活用基盤「インサイト・インフラ」関連の製品提供しているインサイトテクノロジー。10月17日に、SQLテストツール「Insight SQL Testing」のVer.4.2をリリースしたと発表しました。

■開発背景には企業のデータベースのクラウド化も
多くの日本企業において、現状のレガシーシステムに依存し続けると大規模なITコストの増加や業務の非効率化、IT人材不足により莫大な経済的損失が発生するのではないかと懸念されています。そうした背景をうけ、近年クラウド環境の導入・移行に踏み切る企業が増加しているとインサイトテクノロジーは指摘。

クラウド化にはセキュリティ対策やランニングコスト削減、ビジネススピード加速などのメリットが多くありますが、唯一ともいえる欠点に定期的なバージョンアップがあります。最新のバージョンに対応するためには膨大な検証やテストをくり返す必要がありますが、インサイトテクノロジーが2019年に発売開始した「Insight SQL Testing」は、クラウド移行時やバージョンアップ時に、移行後の環境でSQLアプリケーションが正しく機能するかを自動でテスト・修正が可能。そして、今回発表されたVer.4.2でも大きく進化しました。

■⽣成AIを強化した「Insight SQL Testing」Ver.4.2


Ver.4.0からスタートしたAmazon Bedrock対応がより強化された「Insight SQL Testing」Ver.4.2。生成AIによるエラー説明・修正案の提示機能が強化され、SQLの修正工数を大きく削減することが可能になったということです。



発表会には実際に「Insight SQL Testing」を活用している株式会社ココナラテックの執行役員 情報基盤統括本部長の川崎雄太さんも登場。「Insight SQL Testing」を採用したことで、かける工数を削減することができたと話しました。

またインサイトテクノロジーでは、アップデートリリースを記念して、よりスムーズにInsight SQL Testingを導入できるようキャンペーンを実施。無償での技術支援を先着で行うということです。