「感動でした」宮古島で海の魅力を広める伝道師、振り返る“衝撃の出会い”
世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
10月12日(土)の放送では、沖縄県の宮古島荷川取漁港を特集した。
【映像】「感動でした」宮古島で海の魅力を広める伝道師、振り返る“衝撃の出会い”
「島にヨットという小さな足跡を残していることは、よくやったと思っています」
そう話すのは、渡真利将博さん、75歳。宮古島にマリン文化を築いた父のような人だ。
「(子どもの頃は)海で遊ぶという感覚がない時代。いかに親に隠れて海で遊んで帰ってくるか」と、かつてを振り返った渡真利さん。
ヨットと出会ったのは、就職で上京した20歳の頃。駿河湾でのことだった。
「感動でした。自分にとっては」
すっかりヨットに取り憑かれ、27歳で島に帰還。そのときの心境を冗談交じりにこう話す。
「誰も海で遊んでいないから、帰ってきたら宮古の海全部俺のものかなみたいな」
その後、宮古で最初となるチャーターヨットとダイビングの店を開業した。
渡真利さんは人を楽しませる天才。ヨットレースにも参戦し、まさに伝道師のように海の魅力を広めてきた。
「やりたいことが多すぎる。(時間が)足りないね」
口癖は「よーし、遊ぶぞ」。まだまだ、遊び足りないようだ。