サムスン電子は4月、BOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)の音楽番組の事前録画現場にコーヒーカーを差し入れた。コーヒーカーには「夜空の星のように輝くBOYNEXTDOORの将来をGalaxyが応援します」というフレーズが書かれている。[写真 オンラインコミュニティ]

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韓国ボーイズグループ「BOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)」がサムスン電子のGalaxy(ギャラクシー)携帯電話の協賛が終了すると、公式席上などで競争会社であるApple(アップル)のiPhoneを使う様子が確認された。

17日、業界やオンラインコミュニティによると、11日BOYNEXTDOORはスペイン・マドリード公演のため仁川(インチョン)国際空港を通じて出国した。

当時、あるメンバーがiPhoneを取り出して、他のメンバーもこれを使って自分撮り写真を撮影する場面が目撃された。AirPods Maxなどアップル製品を着用したメンバーも複数いた。

BOYNEXTDOORは昨年5月デビューした6人組グループで、HYBE(ハイブ)傘下のレーベルであるKOZエンターテインメント所属だ。メンバーは最近までサムスン電子からGalaxy製品の協賛を受けて使用してきた。

サムスン電子とBOYNEXTDOORはGalaxy製品の協賛だけにとどまらず多方面で緊密な関係を維持してきたとみられる。サムスン電子は昨年11月、あるブランドとの協業を通じてBOYNEXTDOORのGalaxy写真撮影を進めたり、12月にはGalaxy S23 FEローンチ行事にBOYNEXTDOORとファンを招いた。

4月にはBOYNEXTDOORの音楽番組の事前録画現場に「夜空の星のように輝くBOYNEXTDOORの将来をGalaxyが応援します」というフレーズが入ったコーヒーカーを差し入れしたことがある。

この他にもサムスン物産ファッション部門のストリートカジュアルブランド「SAND SOUND(サンドサウンド)」は4月BOYNEXTDOORとコラボレーションした新商品を発売した。続いて5月にはソウル聖水(ソンス)で開催したポップアップストアにBOYNEXTDOORフォトゾーンを用意した。

これに対してオンラインコミュニティなどではBOYNEXTDOORの行動が不適切だという批判が提起された。人々は「いくら契約が終わってもこれは商道徳ではないようだ」「サムスンの立場では面白くないはず」「サムスンとの契約が終了した後、意図的に競争会社であるApple製品を誇示しているのではないか」として批判の声を挙げている。

反面、「契約が終了したので問題になりえない行動」としながら擁護する意見も一部出ている。