新社長兼CEOに任命された岡田武士氏

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 ワーナーミュージック・ジャパンは15日、新社長兼CEOに岡田武士氏が任命されたことを発表した。12月2日付で同職に着任する。

【写真】退任を発表した現代表取締役兼CEO小林和之氏

 岡田氏は、2018年からユニバーサル ミュージックのレーベル「EMI Records」でマネージングディレクターを務め、松任谷由実やMrs. GREEN APPLEをはじめ、多くのアーティストのヒットを通じてレーベルを大きな成功へ導いてきた。それ以前には、10年以上にわたって同社でデジタルマーケティングにおける中心的な役割を担い、ストリーミング時代のヒット作りに貢献した。

 ワーナーミュージック・ジャパンは先月18日、現代表取締役兼CEOの小林和之氏が今年後半に同職を退任予定であることを発表。当面の間は同社に留まり、改めて発表する後任への引き継ぎを行うとしていた。

 後任となる岡田氏は、小林氏とともにリーダーシップの移行期間を進め、先頃、会長に就任した北谷賢司氏も2人をサポートするとしている。

 岡田氏は「ワーナーミュージック・ジャパンが進化するこの重要な時期にリーダーを務めることができることをうれしく思います。また同時に、アーティストを大切にすることで業界でも知られる小林さんから引き継がせていただけることを大変光栄に思います」とコメント。「市場が急速に変化する中、我々は非常に野心的な成長戦略を掲げています。ワーナーミュージック・ジャパンが常に成長と発展を続けられるように、その進化を力強く牽引していく所存です」との抱負を寄せた。

■サイモン・ロブソン氏コメント
(ワーナーミュージック・グループ レコード音楽インターナショナル部門プレジデント)
 世界で2番目に大きな音楽市場である日本での成長戦略を加速させる中、非常に高く評価されている岡田さんが我々のビジネスを統括することに同意してくださったことは、素晴らしいニュースです。Kaz(小林和之)さんと北谷さんは岡田さんと共に、リーダーシップの移行を円滑に進めてくれると確信しています。今回の人事は、我々がこの極めて重要な市場での事業拡大に本気で取り組んでいることを示すものです。