初音ミクが乗った小型ラジコン船を作ってみた! 手のひらサイズながらパワフルな動きで、タグボートとしての活躍を披露

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 今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『初音ミクが乗った小型ラジコンタグボートを作ってみた』というルーフェさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

カワイイは正義(`・ω・´)
今回は小型のラジコンタグボートを作ってみました オープンキャビンということで初音ミクのペーパークラフトを乗せてみましたが、思ったより似合っていて作った本人もびっくりしました! コンパクトで持ち運びも簡単なので、気軽に持ち運んでいろんなところで遊べそうですね。 ちなみに、ペーパークラフトの防水対策はいろいろ試した結果「気合で濡らさないようにする」となりました(;^ω^)

 これまで様々なラジコン船を作ってきた投稿者のルーフェさん。くまモンを乗せたラジコン船をネットサーフィン中に見つけ似たものが欲しくなったのですが、大きなラジコン船は保管場所の問題でこれ以上増やすことが出来ません。

 そこで、小型ラジコンカーから取り出した部品を発掘。こちらを使い小さなラジコン船を作ることにしました。

 まずは船のデザインを3DCADで設計。さらに喫水線下になる部分と同じ形状のボディを制作しました。このボディの質量を確認し、おおよその排水量を調べます。今回の予想排水量は48gなので、波などを考慮して40g以下が目標です。

 モーターマウントやフレームなど強度のいる部品は3Dプリンタで作成。ラジコン基板は出力部分に加工をしたら、バッテリーと共にケースへ納めます。

 船体や上部構造物は、軽量化のためレーザーカッターを使い板紙で制作することに。防水のためアクリルニスを吹き付けて水性ホビーカラーで塗装。さらにウレタンニスでコーティングしました。初音ミクをイメージしたカラーリングにしています。

 3Dプリンターで出力したスクリューを圧入しようとしたところ、モーターが破損。モーターは接着剤で固定しているので交換は不可能です。

 ということで作り直しました。ついでに前方フレームなど細かな部分に改良を加えています。

 スクリューの取り付けは圧入ではなくアロンアルフアで行い、ラジコン船本体の出来上がりです。

 キャビンに乗せる初音ミクは、「プロジェクトセカイ」のサイトで公開されているペーパークラフトにしました。とても作りやすかったとルーフェさん。

 初音ミクのペーパークラフトを乗せて、小型ラジコンタグボート「初音丸」の完成です!

 全長10cmと手のひらサイズのラジコン船の排水量は35.7g。目標の40g以下に収まりました。

 10円玉との比較。コンパクトさが伝わってきます。

 水に浮かべて見たところ、船体が軽いのでそよ風でも流される初音丸。

 しかしその航走は小回りが利く見事なもの。停止したその場でクルクルと旋回する動きも可能です。

 タグボートは船舶や水上構造物を押したり引いたりするための船。港湾内などで自由に動くことができない大型船をロープで牽引したり、船首で押すなどして安全に離着岸できるようにサポートします。

 初音丸がタグボートとしての活躍を披露。カメラを載せた台船をしっかりと接岸させました。

 小さいながらパワフルな動きを見せる小型ラジコンタグボート。その制作過程の詳細や、実際に水上を走っている様子に興味を持たれた方はどうぞ動画をご視聴ください。

視聴者のコメント

・手のひらサイズだ
・めっちゃ小回りきいてら
・小さい船は浮力も小さいからチャレンジングな課題だ
・がんばって押してかわいい
・船体に比してかなり馬力があるな
・めっちゃ動くなw