ドジャース「地区シリーズ」の“秘密兵器”とは? 米記者「大きな存在になるだろう」今季途中加入の29歳

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ドジャースの「秘密兵器」として挙げられたのがトミー・エドマンだ(C)Getty Images

 メジャーリーグは現地時間10月5日(日本時間6日)、いよいよ地区シリーズが開幕する。MLB公式サイト「MLB.com」は、地区シリーズに出場する8チームの「秘密兵器」を各球団の担当記者が紹介している。

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 同サイトは「このディビジョンシリーズにはスター選手たちが出場する。オオタニ、ジャッジ、スクーバル、ウィット、ハーパー、リンドーア、ラミレス、タティス。このリストはまだまだ続く」とし、「しかし、ポストシーズン突破のカギを握るのは、必ずしもスター選手だけではない。どの優勝チームも、一番大事な場面で貢献してくれる、あまり知られていない選手も必要としている。見事な投球でピンチを切り抜けたり、勝負どころでヒットを打ったり、守備の妙技で反撃を阻止したり、これらの選手たちは10月に活躍するだけの力を持っている」と伝えた。

 そんなチームの「秘密兵器」として、ドジャースからはトミー・エドマンが選出されている。エドマンは7月末のトレード期限でカージナルスから移籍してきた29歳だ。

 同サイトのファン・トリビオ記者は、そのエドマンについて「彼はパワーではなくコンタクトを優先するが、(9月上旬に)2試合で4本のホームランを打った。打線のトップにいるスター選手は皆注目されるが、エドマンは守備の多才さを考えると、10月のドジャースにとって大きな存在になるだろう」と、内外野守れるユーティリティープレーヤーに注目している。

 また、ドジャースはパドレスと対戦するが、そのパドレスの「秘密兵器」として挙げられたのが捕手のカイル・ヒガシオカだ。日系4世の34歳は、ワイルドカードシリーズで2試合連続本塁打を放っており、「最高の9番打者」としてドジャース投手陣の前に立ちはだかる。

 短期決戦はどんな展開が待ち受けているかわからない。ワールドシリーズに進出するのは果たしてどのチームか。注目の戦いが始まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]