深圳市の資料写真[Pixabay]

写真拡大

中国で10歳の日本人小学児童が襲われて死亡する事件が発生して衝撃を与えている中、現地のある公務員が「我々の規律は日本人を殺害すること」という暴言をソーシャルメディアに投稿して波紋が広がっている。香港明報が24日、報じた。

報道によると、中国四川省農業農村部所属のある40代副主任は最近中国ソーシャルメディア「微博」に「日本の子どもを殺したのが大そうなことか」「罪のない人を殺したのでなく日本人を殺したこと」「我々の規律は日本人を殺害すること」などの暴言を書き込んだ。

該当の発言は中国オンラインで急速に広まり、不適切だという批判が大きくなると四川省当局は「該当の事案に注意を注いでいて、これを処理する準備ができている」と明らかにした。

これに先立って18日、中国広東省深圳市で日本人学校の小学生が登校途中に暴漢に襲われて凶器で刺される事件が発生した。この児童は翌日亡くなった。

該当の事件が中国および日本社会に大きな衝撃を与えた中で、両国外交トップも23日に該当事件について意見を交わしたと両国外交当局が明らかにした。日本側は再発防止対策準備を要求し、中国側は該当事件を個別事件と規定して政治化を阻止しなければならないと話した。