阪神・秋山拓巳投手

写真拡大

◇プロ野球ウエスタン・リーグ 阪神-ソフトバンク(24日、鳴尾浜)

今季限りで引退を発表している阪神の秋山拓巳投手(33)が、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦に先発登板。笑顔と涙の最終登板を終えました。

2軍のホーム鳴尾浜のマウンドに上がった秋山投手。ファーストには普段は1軍に帯同している同期入団で同学年の原口文仁選手が入りました。

先頭のダウンズ選手をサードゴロに打ち取り、ファーストへの送球がそれましたが、原口選手が難しいバウンドを好捕。球場から拍手が響きます。

しかし2番の三森大貴選手に二塁打を浴びるなど、2アウト3塁のピンチ。4番のリチャード選手には追い込んでからの5球目、アウトコースの136キロストレートをとらえられ、レフトスタンドへ。17号2ランを浴び、秋山投手も思わず苦笑いしました。

それでも5人目の石塚綜一郎選手をセンターフライに抑え、3アウト。マウンドをかみしめるような姿をみせ、ベンチに戻ると笑顔もみせていましたが、同学年の岩貞祐太投手から花束を受け取り、涙を流しました。

秋山投手は2009年のドラフト4位で阪神に入団。15年間、通算134試合で、49勝44敗、防御率3.66の成績です。また2軍では、この日の1イニングをいれて、通算187試合で“1001回2/3”を投げました。